【2026年】AIでプレゼン資料を作成するツール7選|無料でどこまで作れて、どこで持ち出せなくなるか実測

【2026年】AIでプレゼン資料を作成するツール7選|無料でどこまで作れて、どこで持ち出せなくなるか実測 AIサービス

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「AIにプレゼン資料を作らせたい」と思って無料プランを試すと、多くの人が同じところで裏切られます。スライドは最後まで完成するのに、ファイルとして持ち出そうとした瞬間に止められるからです。

今回は主要7ツールを2026年8月に調査し、そのうちイルシルは実際に無料登録して1本作り切るところまで試しました。結果はこうでした。

入力81文字から、15枚のスライドが完成しました。構成の生成からデザインの適用まで、無料プランのまま最後まで進みます。ところが「PDF書き出し」を押した瞬間、全画面で「この機能はアップグレードが必要です」と表示されました。15枚作れて、1枚も持ち出せません。

しかも書き出しメニューのPDF・PPTX・PNGの各項目には、押すまでグレーアウトも鍵アイコンも付いていませんでした。作り終えるまで、持ち出せないことが分からない設計です。

だからこの記事では「月額いくらか」ではなく、無料でどこまで完成させられて、どこで持ち出せなくなるかという一点で7ツールを並べ直します。実際に調べると、7つはきれいに3つのグループに分かれました。

  • 無料で作れて、無料で持ち出せる:MiriCanvas(PPTXまで)、Gamma、Canva、SlidesAI
  • 無料で作れるが、持ち出せないイルシル(作り終えてから止められる)
  • そもそも無料プランがない:Beautiful.ai(14日トライアル・クレジットカード必須)、Microsoft 365 Copilot

先に結論を書きます。無料でファイルだけ手に入れたいならMiriCanvasです。無料で完成品の質を最後まで見極めてから課金を判断したいならイルシル1回で長い資料を一気に作りたいならGammaが向いています。

無料プランの落とし穴を分野横断で整理した生成AIの無料はどこまで使える?5分野31サービスを実査した「無料が終わる5つのパターン」もあわせてどうぞ。プレゼンツールは、そのなかでも「作れるが書き出せない」パターンが突出して多い分野です。

この記事の選定基準

紹介順は報酬額ではなく、以下の評価軸で決めています。

  1. 無料のまま、作ったものを持ち出せるか(最重要)。ここが塞がれていると、共有も印刷も社内提出もできません
  2. 無料でどこまで完成させられるか。途中で止まるのか、完成まで進めるのかで、試す価値がまったく変わります
  3. 有料の壁がどこにあるか、事前に分かるか。押すまで分からない設計は、それ自体が減点です
  4. 日本語での入出力が前提になっているか
  5. 料金そのものが公開されているか

5番目を評価軸に入れたのは、今回の調査で料金ページに金額が表示されないツールが実在したからです(詳細は後述のGammaの項)。

比較一覧表:7ツールを「無料の出口」でそろえる

以下は2026年8月時点で各公式サイトを確認した値です。イルシルの行は実際に無料登録して確認した実測値です。この分野は改定が多いため、契約前にはご自身でも最新の料金ページをご確認ください。

ツール 無料プラン 無料で作れる量 無料で持ち出せるか 有料の入口(税込)
MiriCanvas 永久無料 月5回・最大30枚 ○ PPTXまで可 月790円(年払い)
イルシル あり 15枚を一気に生成できた(実測) × 押した瞬間に上限画面 年17,160円〜
Gamma あり 1プロンプトで10枚 ○ PDF・PPTX・PNG・Googleスライド 金額が非公開
Canva あり 標準AIツール 月200回 年11,800円(プロ)
SlidesAI あり 年12本・1本2,500字まで ○ Googleスライド経由 月$10
Beautiful.ai なし(14日・カード必須) 月$12
Microsoft 365 Copilot なし 月2,698円〜/人(年契約)

表にすると、「無料で作れるか」と「無料で持ち出せるか」がまったく別の問題だと分かります。イルシルは作れる量では最上位なのに、出口だけが閉じています。逆にSlidesAIは持ち出せますが、年12本という上限が先に来ます。

無料で完成品の質を確かめてから決めたい方へ
イルシルは無料プランのまま、15枚の資料を最後まで作れます。デザインの仕上がりを実物で確認してから、課金するかを判断できます。
イルシルを無料で試す

1位:MiriCanvas|無料のままPowerPointファイルまで持ち帰れる唯一のツール

項目 無料 Pro 法人向け
料金(税込) 永久無料 月790円(年払い)/月980円(月払い) 要問い合わせ
AIスライド生成 毎月5回・最大30枚 「使い放題」(回数の公開なし) 要問い合わせ
PPTXダウンロード ○(無料でも可)
個人ストレージ 1GB 10GB

特徴3点

  1. 無料プランでPowerPoint形式まで書き出せる。公式FAQに「毎月5回・最大30枚までAIスライドを生成でき、スライド生成から編集、PPTXダウンロードまで一通りの機能を利用できる」と明記されています。イルシルの無料プランとはここが真逆です
  2. 有料が月790円(年払い)と、今回調べたなかで最安。月払いでも980円です
  3. 入力したデータをAIモデルの学習に使用しないと公式が明記しています。社内資料を扱う場合の判断材料になります

注意点

  • Proの「AI機能が使い放題」について、料金ページ・ヘルプセンター・AI関連の規約の3か所を確認しましたが、回数の記載はどこにもありませんでした。無料の「月5回・30枚」は数えられるのに、有料にした瞬間に数えられなくなります
  • 運営はMIRI D.I.H Co., Ltd.(東京都渋谷区)です
  • 商用利用は可能ですが、作成したデザインをテンプレートとして再販売したり、生成素材を分離して販売することはできません

こんな人向け:まず費用をかけずに試して、できたファイルを実際にPowerPointで開いて確かめたい人。月に数本しか作らない人なら、無料のままでも実務が回る可能性があります。

2位:イルシル|無料で15枚作れる。ただし1枚も持ち出せない

項目 フリー パーソナル パーソナルプラス 法人
料金(税込) 無料 年17,160円(月1,430円)〜 年66,000円(月5,500円/人) 応相談
スライドの生成 上限の明示なし(15枚を一括生成できた) 同左 同左 同左
AIデザイン生成 月3枚 月40枚 月200枚/人 月500枚
かんたんレポート生成 月10枚 月100枚 月200枚
作成できる資料数 3個まで 無制限 無制限 無制限
PDF・PowerPoint出力 ×
メンバー招待・ライブラリ × ×

実際に無料プランで試した結果

無料登録して、81文字の指示(社内向けの生成AI導入提案)を入力しました。約1分で15枚分の構成が生成され、そのまま「スライド生成」を押すと、15枚すべてがデザイン付きで完成しました。確認ダイアログには「現在表示中の15枚の構成で、スライド生成を開始します」と出るだけで、枚数の上限に関する警告は一切ありませんでした

仕上がりは日本語として自然で、見出しも「導入の背景:営業担当者が直面する『非コア業務』の増大」のように提案書らしい体裁になっていました。無料のまま、完成品の質を最後まで確認できます。

止まったのは出口です。ファイル > 共有/書き出し には「PDF書き出し」「PPTX書き出し」「URLで共有」「PNG出力」が並び、どれもグレーアウトされていません。しかしPDF書き出しを押した瞬間、全画面で「この機能はアップグレードが必要です」というアップグレード画面に切り替わりました。

特徴3点

  1. 無料で完成品の質を見極められる。15枚を一気に作れるので、「AIが作った資料が実務で使えるレベルか」を課金前に判断できます。今回の7ツールのなかで、無料のまま最も深くまで試せたのはイルシルでした
  2. 日本語の資料作成が前提。構成の生成からテンプレートまで国内向けに作られており、翻訳調の見出しを直す手間が発生しにくい構成です
  3. 🔴 無料プランは「持ち出せない」。PDFとPowerPointへの書き出しが×で、作り終えてから初めて止められます。無料で使うなら「画面で見るだけ」と割り切る必要があります

注意点

  • 🔴 「月3枚」はスライドの枚数ではありません。公式料金表の「AIデザイン生成の利用可能枚数」は、図解や表などの高度なデザインをAIに自動生成させる専用機能の枚数です。スライド生成そのものは、無料でも15枚を一括で作れました
  • 🔴 PC専用で、Safariに対応していません。公式FAQは「Google Chrome、Microsoft Edgeに対応しています。Safariは現在対応していません」と明記し、登録ページにも「※本サービスはPC専用です」「※対応ブラウザ:Google Chrome / Microsoft Edge」と書かれています。さらに「シークレットモードには対応していません」という制限もあります
  • 🔴 アプリ内のアップグレード画面は「年間契約のみ」と明記されています。公式サイトの料金表では1ヶ月・6ヶ月・1年から支払期間を選べる表示になっていますが、アプリ内から申し込む導線には月払いがありません。月単位で止めたい場合は、申込前に支払方法を確認してください
  • 無料プランは作成できる資料が3個までです。4個目を作るには既存の資料を削除するか、有料に切り替える必要があります

こんな人向け:日本語の提案書・報告書を業務で作る人で、課金する前に仕上がりの質を実物で確かめたい人。逆に「無料でファイルだけ手に入れたい」なら、この後のMiriCanvasのほうが目的に合います。

無料で仕上がりを確認したうえで、PowerPointやPDFで提出する必要が出たら有料プランが必要になります。チームで共有しながら作る場合は、メンバー招待とライブラリ機能が使えるパーソナルプラスが対象です。
イルシルの料金プランを見る

3位:Gamma|1回で75枚。ただし料金ページに金額が表示されない

Gammaは「1つのプロンプトから何枚のスライドを作れるか」で見ると、今回の7ツールで最大です。一方で、調査中に最も予想外だったツールでもあります。

公式の料金ページに金額が載っていない

2026年8月19日時点で、Gammaの料金ページ(gamma.app/pricing)にはプラン名と特典は表示されるのに、金額が一切表示されません。日本語版・英語版の両方、さらに別々のブラウザで確認しても同じでした。金額が入るはずの位置には開発用のプレースホルダー文字列が残ったままで、無料プランを含むすべてのボタンが「サインアップ」に向かっています。第三者のレビューサイトでも「Gammaは料金情報を提供していない」と表示される状態です。

比較サイトには金額を掲載しているところもありますが、本記事では金額を載せません。公式が現在表示していない以上、裏が取れないためです。契約前には必ずGammaのサインアップ画面で実際の請求額をご確認ください。

数量の条件は公式ヘルプと開発者向けドキュメントから取れる

金額は非公開でも、上限そのものは公式ドキュメントに書かれていました。

プラン 月間クレジット 繰り越し上限 1プロンプトの最大枚数 1回の最大トークン
Free 400(初回のみ・補充なし) 10枚 50,000
Plus 1,000 2,000 75枚 100,000
Pro 4,000 8,000 記載なし 100,000(Plusと同じ)
Ultra 20,000 40,000 記載なし 記載なし

特徴3点

  1. 1回のプロンプトで最大75枚(Plus以上)。長い資料を一気に作りたい用途では頭ひとつ抜けています
  2. 無料の400クレジットは初回のみで、毎月補充されません。公式ヘルプが「クレジットが毎月補充されるのは有料プラン」と明記しています。無料プランは実質「お試し1回分」です
  3. 制限が3階層ある:月間クレジット、1回に投げられるトークン量、1回に作れる枚数。このうちどれか1つでも先に尽きます

「月に何枚」が計算できない理由

開発者向けドキュメントによれば、消費量はテキスト1枚あたり1〜3クレジット、画像は標準で1枚2〜15クレジット、プレミアム画像なら34〜75クレジットとすべて範囲表記です。Plusの1,000クレジットを当てはめると、テキストだけなら約333〜1,000枚作れる一方、プレミアム画像を各ページに入れると約12枚で尽きます。同じ枠が使い方によって数十倍変動するため、事前に「月に何枚」と答えることが原理的にできません。

  • 🔴 トークン上限はPlusとProがどちらも100,000で同じです。Proに上げても、1回に読ませられる原文の量は増えません
  • 追加クレジットは1,500クレジット=$6(1,500単位でのみ購入)
  • API利用はPro以上のみ

こんな人向け:1本あたりのボリュームが大きい資料を、回数は少なく作る人。逆に「毎月コンスタントに何本」と計画したい人には向きません。

4位:Canva|上限は「壁」ではなく「絞り」

プラン 料金(税込・年払い/1人) 標準AI プレミアムAI Ultra AI
無料 ¥0 月200回 月20回 利用不可
Canvaプロ 年11,800円 月2,000回 月200回 月20回
Canvaビジネス 年18,800円 月4,000回 月400回 月40回
エンタープライズ 要問い合わせ 月4,000回 月400回 月40回

特徴3点

  1. 上限に達しても止まらない。公式ヘルプによれば、有料プランで上限を超えた場合、標準AIとプレミアムAIは生成と生成のあいだに短い待ち時間が入るだけで使い続けられます。完全に止まるのはUltra AIツールだけで、これは翌月のリセットまで使えません。今回調べたなかで、上限が「壁」ではなく「絞り」になっているのはCanvaだけでした
  2. 枠は全AIツールで共有。画像生成もスライド生成も同じ財布から引かれます
  3. 枠は排他的。「標準2,000回またはプレミアム200回」という書き方で、混ぜて使えば実際の回数は下振れすると公式が明記しています

注意点

  • 🔴 エンタープライズとビジネスのAI枠は完全に同一です(どちらも標準4,000回/プレミアム400回/Ultra 40回)。AI枠を増やす目的で上位プランに行く意味はありません
  • 単位が「回」であって「枚」ではないため、スライド何枚分に相当するかは公表されていません
  • 追加の「AIパス」について、料金ページに書かれているのはプロ比40倍・ビジネス比20倍という倍率だけです。何回に相当するのかも、いくらなのかも同ページには記載されていません

こんな人向け:すでにCanvaを画像やSNS投稿で使っている人。新規にスライド専用ツールを増やさず、いま払っている料金の範囲で足りることが多いはずです。

5位:SlidesAI|上限が「年」で切られている唯一のツール

プラン 料金 プレゼン数 1回の入力文字数 AIクレジット
Basic $0 年12本 2,500字 年120
Pro 月$10(年$120) 年120本 6,000字 年600
Premium 月$20.83(年$250) 無制限 12,000字 年1,200

特徴3点

  1. 上限が「年」単位。今回の7ツールで唯一です。無料の年12本は、ならすと月1本に相当します
  2. Googleスライドのアドオンとして動くため、既存のGoogleスライド運用にそのまま乗ります
  3. 入力文字数がプランごとに明確(2,500字→6,000字→12,000字)

注意点

  • 年単位の上限は、月ごとの繁閑が大きい使い方だと計画しにくくなります。「4月に集中して20本」といった使い方をすると、無料プランは1か月で年間分を使い切ります
  • 1本あたりのスライド枚数の上限は、料金ページには記載がありません

こんな人向け:Googleスライドが社内標準で、作る本数が年間で読める人。

6位:Beautiful.ai|「Unlimited」の中身が公開されていない

プラン 料金
Pro 月$12(年払い)
Team 1人あたり月$40(年払い)/月$50(月払い)
単発1プレゼン $45(買い切り)
Enterprise 要問い合わせ

特徴3点

  1. 「Unlimited AI content generation」と記載されており、枚数・回数の制限が数字で示されていません
  2. 1プレゼンだけの買い切り$45という珍しい売り方があります。年に1回しか資料を作らない人には、サブスクを契約するより合理的な場合があります
  3. 無料プランがありません。Beautiful.aiは自社ブログで「永続的な無料プランは提供していない」と明言しており、14日間の無料トライアルには開始時点でクレジットカードが必要です。キャンセルしなければトライアル終了時に課金されます

注意点:AIに関する規約(2025年8月22日改訂)を確認しましたが、生成回数の数値的な上限を定めた条項はありませんでした。同ページはAI機能の提供元がOpenAI・Anthropic・Google Cloudであることを開示する内容が中心です。ただし上限が数字で公開されていない以上、事前に見積もることはできません。

⚠️ 検索で出てくる「Basicプラン」に注意

サポートサイトには「Basicプランは合計100枚までのスライド制限がある」という記事が今も残っていますが、この記事は2019年公開で、現行の料金ページにBasicプランの掲載はありません。解約時のダウングレード先として言及されている旧プランと見られます。「無料で100枚使える」と誤解しないでください。

こんな人向け:英語のスライドを作る人、あるいは年に数回だけ資料を作る人(買い切りが使える)。

7位:Microsoft 365 Copilot|PowerPointの中で動くが、回数の記載がない

プラン 年契約(月額・1人) 月契約
Microsoft 365 Copilot Business(アドオン) 2,698円(〜2026年9月30日の割引価格・通常3,148円) 3,778円
Business Standard + Copilot 3,523円 4,228円
Business Premium + Copilot 4,797円 5,756円

特徴3点

  1. PowerPointそのものの中でAIが動く。他ツールのように「生成してから書き出す」工程が不要です
  2. Word・Excel・Outlook・Teamsでも同じ契約で使えます
  3. AIクレジットや利用回数の記載が一切ありません。「月に何枚」は公開情報からは判断できません

注意点

  • 🔴 アドオン単体では買えません。既存のMicrosoft 365プランが前提です
  • 割引価格には期限があります(2026年9月30日まで)
  • 単価としては今回の7ツールで最も高い部類です

こんな人向け:すでにMicrosoft 365を全社導入していて、PowerPointが提出物の標準形式になっている組織。

⚠️ Tomeは終了しています

かつてAIプレゼンツールとしてよく比較対象に挙がっていたTomeは、現在すでに利用できません。公式サイト(tome.app)は2026年8月19日時点で404を返す状態です。

終了は公式に告知されていました。Tome自身が設置した告知ページには、「Tome Proはすでに提供を終了しており、Tome Slidesは2025年4月30日に終了する。4月30日まではTome Slidesにフルアクセスできる」という趣旨が明記されています。

また、2025年3月時点のトップページはすでに営業向けAIアシスタントの製品紹介に置き換わっており、プレゼンツールとしての面影はありませんでした。つまり、方針転換と製品終了はいずれも公式に告知済みだったことになります。

いま検索して出てくる「Tomeを含むおすすめ比較」記事の多くは、この終了を反映していません。AIツールの比較記事は、生存確認をしていないものが相当数あるという前提で読むことをおすすめします。

用途別の選び方

まず無料で試して、PowerPointファイルを手元に残したいMiriCanvas。無料のまま月5回・最大30枚まで作れ、PPTXでダウンロードできます。今回の7ツールで、無料のままファイルを持ち出せる最短の選択肢です。

課金する前に、AIが作る資料の質を実物で確かめたいイルシル。無料のまま15枚を最後まで作れるので、仕上がりを見てから判断できます。ただし書き出しは有料です。日本語の提案書・報告書を業務で継続的に作るなら、そのまま有料に進む価値があります。

1本あたりが長い資料を、回数少なく作るGamma。1プロンプトで最大75枚。ただし料金が公式に出ていない点は許容する必要があります。

すでにCanvaを使っているCanva。新しい契約を増やす前に、いまの枠で足りるか確認してください。上限に達しても完全には止まりません。

Googleスライドが社内標準SlidesAI。ただし上限は年単位です。

年に1〜2回しか作らないBeautiful.ai の単発$45。サブスクを1年契約するより安く済む場合があります。

PowerPointが提出物の標準で、Microsoft 365を全社導入済みMicrosoft 365 Copilot

なお、資料の中身(本文やレポート)をAIに書かせる工程についてはAIでレポートを作成する5ステップ、会議の記録から資料を起こす流れはAI議事録ツール比較8選で扱っています。

よくある質問

Q. 無料プランだけで実務は回りますか?

A. 「作る」だけなら回りますが、「渡す」で止まるツールがあります。イルシルの無料プランはPDF・PowerPointへの書き出しが×なので、ファイルとして提出する用途には使えません。一方MiriCanvasの無料プランはPPTXでダウンロードできます。無料で始めるなら、枚数より先に書き出しの可否を確認してください。

Q. 無料プランで作ったものは、あとから有料にすれば持ち出せますか?

A. イルシルの場合はそうなります。無料で作った資料はアカウントに残るため、有料プランに切り替えればPDF・PowerPointで書き出せます。ただし無料プランは資料3個までなので、作り溜めておくことはできません。

Q. 上限が公開されていないツールは避けるべきですか?

A. 避ける必要はありませんが、使い方が読めている人ほど、数字が公開されているツールのほうが安全です。Gammaのように消費量が範囲表記だと、画像を多用した瞬間に想定の数十分の一しか作れないことがあります。まず数本作ってみて、自分の使い方での消費ペースを測ってから年間契約に進むのが安全です。

Q. AIで作った資料を仕事で使っていいですか?

A. 今回紹介したツールはいずれも商用利用を認めています。ただしテンプレートや素材そのものを再販売する行為は禁止されているのが一般的です(イルシル・MiriCanvasとも公式に明記)。また、社内情報を入力する場合はAI学習への利用有無を確認してください。ここは機能ごとに扱いが違う点に注意が必要です。

MiriCanvasはAIプレゼンテーションの公式FAQで「入力したテキストやアップロードしたデータをAIモデルの学習に使用しない」と明記しています。一方、同社のAI画像生成(AI Drawing)の規約は別扱いで、入力したテキストデータ(個人情報を含む)が技術提供元と共有され、提供元がサービス改善に利用する場合があること、データがStability AIに移転されうることが明記されています。同じサービス内でも、スライド生成と画像生成で書かれていることが違うため、社内資料を扱うなら使う機能ごとに規約を読む必要があります。

なおBeautiful.aiは、AI機能の提供元がOpenAI・Anthropic・Google Cloudであることを規約で開示しています。

Q. スマートフォンだけで使えますか?

A. ツールによります。イルシルは登録ページに「本サービスはPC専用です」と明記されており、対応ブラウザもGoogle ChromeとMicrosoft Edgeのみです(Safariは非対応、シークレットモードも不可)。スマートフォンだけで完結させることはできないため、事前に対応環境を確認してください。

Q. 結局いくらかかりますか?

A. 個人で継続的に使うなら、MiriCanvas Proの月790円(年払い)が最安ラインです。イルシルは年17,160円(月あたり1,430円)からで、アプリ内の申込導線は年間契約のみでした。チームで共有機能まで使う場合はイルシルのパーソナルプラス(年66,000円)になります。

まとめ

AIプレゼンツールを選ぶとき、料金の安さから入ると比較が成立しません。無料でどこまで進めるかと、無料で持ち出せるかが、まったく別の問題だからです。

実際に調べると、7つはこう分かれました。

  • 無料で作れて、無料で持ち出せる:MiriCanvas・Gamma・Canva・SlidesAI
  • 無料で作れるが、持ち出せないイルシル
  • そもそも無料プランがない:Beautiful.ai・Microsoft 365 Copilot

用途別の結論はこうなります。

  • 費用をかけずに、PowerPointファイルを手元に残したいMiriCanvas(無料で月5回・30枚・PPTX可)
  • 課金前に、AIが作る資料の質を最後まで確かめたいイルシル(無料で15枚作れる。書き出しのみ有料)
  • 1本あたりが長い資料を一気にGamma(1回75枚。ただし料金は非公開)

今回いちばん驚いたのは、イルシルの無料プランで15枚が完成してしまうことでした。多くの無料プランは「3枚まで」「1回まで」と早い段階で止めますが、イルシルは最後まで作らせたうえで、書き出しの瞬間にだけ止めます。仕上がりを確かめてから課金を判断できるという意味では親切ですが、書き出しボタンが押せそうに見えたまま押せない点は、先に知っておいたほうがいい仕様です。

無料で試すなら「画面で見るだけ」と割り切る。提出物として使うならパーソナル以上。チームで共有するならパーソナルプラス。この3段階で考えると迷いません。

まずは無料プランで、生成の精度と操作感を確かめてみてください。
イルシルを無料で試す
※無料プランはPDF・PowerPointへの書き出しに対応していません。提出用のファイルが必要な場合はパーソナル以上をご検討ください。

そのほかのAIツール全般の選び方はAIツールおすすめ7選、文章生成そのものを比較したい場合はAIでブログ記事を作成する手順もあわせてご覧ください。Gammaを実際に使う手順とクレジットの消費量は、Gammaの使い方で無料プランのまま実測しました。

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