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「生成AI、無料でどこまでできるの?」
この疑問に答えるために、画像・動画・文章・音声・議事録の5分野31サービスの無料枠を、公式サイトで1つずつ実査してきました。この記事はその横断まとめです。
先に、実査してわかった一番大事なことを書きます。
無料枠を比べるとき、ほとんどの人は「量」を見ます。でも、実際に人が困るのは量ではありませんでした。
- 作れたのに、仕事に使ってはいけなかった(商用利用不可)
- 作れたのに、ファイルとして持ち出せなかった(書き出し不可)
- 毎月もらえると思っていたら、最初の一度きりだった
量の制限は、使っているうちに気づきます。しかし上の3つは、作り終えてから気づく種類の制限です。しかも料金表の目立つ場所には書かれていません。
そしてもう1つ、分野をまたいで実査したからこそ見えたことがあります。
無料枠は、用途ごとに配られていません。 Canvaの「月20回」は画像と動画で同じ枠を取り合い、Runwayの「125クレジット」は動画にも音声にも使える代わりに、どちらかに使えばもう一方は減ります。「画像用に20回、動画用に20回」ではなく、「合わせて20回」です。
この記事では、31サービスの無料枠がどう終わるかを5つのパターンに整理し、分野ごとにどこまでできるかを示します。
無料が終わる5つのパターン
「無料」と書いてあっても、終わり方はまったく違います。実査した31サービスは、次の5つのどれかに当てはまりました。
パターン① 量で終わる(毎日/毎月リセット)
最も一般的で、最も安全なタイプです。使い切っても、翌日か翌月には戻ってきます。
- 毎日リセット:Google Veo(Flow)は1日50クレジット。Adobe Fireflyも毎日一定量
- 毎月リセット:Pika 80クレジット/月、Canva 高品質モデル20回/月、HeyGen 3本/月、音読さん 5,000文字/月
毎日型と毎月型では、年間の総量が桁で変わります。 Veoの1日50クレジットは月1,500クレジット相当で、Pikaの月80クレジットの約19倍です。「無料枠が大きいか」を見るときは、数字そのものよりリセットの周期を先に確認してください。
パターン② 一度で終わる(累計・生涯の上限)
月ごとでも日ごとでもなく、アカウントを作ってから通算で数えられるタイプです。ここが最も誤解を生みます。
- Runway:125クレジット(初回のみ)。毎月は補充されません。動画なら5秒で生涯2〜4本
- toruno:累計3時間。月3時間ではなく、通算3時間で終わりです
- Otter.ai:音声ファイルのインポートは生涯3件(月3件ではありません)
「無料で125クレジット」と書いてあると、毎月もらえると読んでしまいます。 他社の無料枠と同じ感覚で「毎月2本ずつ作ろう」と計画すると、翌月に1本も作れません。
パターン③ 期限で終わる
使う量とは無関係に、日付で切れるタイプです。
- Transcope:4,000文字・1週間
- 文賢:無料プランなし(14日間トライアル)
- Otolio(旧スマート書記):無料プランなし(14日間・法人限定)
- tl;dv:無料プランのデータ保持は最長3か月
最後のtl;dvが特殊です。使えなくなるのではなく、作ったものが消えます。 3か月前の会議の記録は、要約も録画も自動的に無くなります。
パターン④ 使えるのに、使ってはいけない(商用利用不可)
ここから、量とは別の話になります。生成はできるし、ダウンロードもできる。しかし仕事には使えません。
音声読み上げの分野が最もはっきりしていました。実査した8サービスのうち、無料のまま商用利用できるのは4つだけです。
- 商用不可:ElevenLabs、CoeFont、Murf、Speechify Studio
- 商用可だがクレジット表記が必要:VOICEVOX、音読さん
- 商用可・表記も不要:Runway、Google AI Studio
動画ではHeyGenの無料プランに透かしが入ることが公式に明記されています。透かしは規約上の禁止ではありませんが、納品物としては実質使えません。
無料枠の分数や本数が最も多いサービスが、商用不可であることは珍しくありません。 音声で無料分数が最多だったElevenLabs(約33分)は商用利用不可、最少だったCoeFont(約2.6分)も商用不可でした。量で選ぶと、作り直しになります。
パターン⑤ 作れるのに、持ち出せない(書き出し不可)
最後が、実査していて最も驚いたパターンです。画面上では完成しているのに、ファイルとしてダウンロードできません。
- 音声:Murf、Speechify Studio
- 議事録:Fireflies.ai(文字起こし・要約・録画のすべて)、tl;dv(録画)、Notta(文字起こしはプレミアム以上)
とくに議事録の分野は深刻でした。1時間の会議を録り切れて、AI要約まで届く無料プランはFireflies.aiとtl;dvの2つ。そのどちらも書き出しができません。 逆に書き出せる3つ(Otter.ai・LINE WORKS AiNote・toruno)は、1回30分で切れるか、AI要約の機能そのものがありません。
結果として、「1時間の会議を要約して、手元にファイルで残す」を無料で完結できるサービスは、8つ中ゼロでした。詳しくは無料で使えるAI議事録8選にまとめています。
書き出せないと、やめる選択肢が消えます。 半年使ってから「別のツールに移ろう」と思っても、データを持って出られません。
🔑 無料枠は、用途ごとに配られていない
分野をまたいで実査したことで見えた、この記事だけの発見です。
同じサービスが複数の分野に対応している場合、無料枠はそれぞれに用意されているのではなく、1つの財布を取り合っています。
Canva:画像を作ると、動画の回数が減る
Canvaの無料プランは高品質モデルが月20回です。この20回は画像生成と動画生成で共有されています。画像を10枚作れば、動画に回せるのは残り10回です。
「AI画像生成も無料20回、AI動画生成も無料20回、合わせて40回使える」——ではありません。合わせて20回です。
Runway:動画に使うか、音声に使うか
Runwayの無料枠は125クレジット(初回のみ)。このクレジットは、
- 動画に使うと、5秒の動画で2〜4本
- 音声に使うと、日本語で約20分(1クレジット50文字)
どちらにも使えますが、同じ125クレジットです。 動画で使い切れば音声は0分、音声で使い切れば動画は0本。しかも一度きりなので、翌月にやり直すこともできません。
ChatGPT・Gemini:文章も画像も、同じアカウントの枠の中
ChatGPTとGeminiは、文章生成と画像生成の両方に対応しています。これらの無料枠も、機能ごとに分かれているわけではなく、同じアカウントの利用枠の中で動きます。画像を何枚も作った日は、文章生成のほうも重くなる、ということが起こります。
この構造を知らないと、「無料枠が思ったより早く尽きる」理由がわかりません。 複数の用途で使う予定があるなら、無料枠の数字は用途ごとに割り算して考えてください。
分野別・無料でどこまでできるか
ここからは5分野それぞれの結論です。詳細は各記事にまとめてあるので、気になる分野を見てください。
画像生成|無料の選択肢が最も豊富
5分野の中で、無料で最も自由に使えるのが画像生成です。
ChatGPT・Gemini・Canva AI・Adobe Fireflyはいずれも無料枠を持ち、日本語プロンプトにも対応しています。Adobe Fireflyは毎日リセット型なので、毎日少しずつ使うなら実質的な上限がありません。
そしてStable Diffusion(ローカル環境)は、生成回数に制限がありません。PCのスペックという別のハードルはありますが、枚数を気にせず作れるのはこれだけです。
→ 詳細は無料で使えるAI画像生成5選
動画生成|配られ方の差が最も激しい
同じ「無料」でも、年間の総量が桁違いになる分野です。
Google Veo(Flow)は1日50クレジットで、Veo 3.1 Liteなら1日5本。これが実査した中で圧倒的に多い無料枠でした。一方Runwayは初回125クレジットのみで生涯2〜4本、Lumaには無料プラン自体がありません。
注意点が2つ。Veo 3.1 Quality(8秒)は1回100クレジットなので、1日50クレジットの無料枠では0本です。無料枠内で使えるモデルは限られます。そしてHeyGenの無料プランには透かしが入ります。
→ 詳細は無料で使えるAI動画生成6選
文章作成|「ずっと無料」は3つだけ
実査した8つのうち、期限も回数も気にせず使い続けられるのはChatGPT・Claude・Geminiの3つでした。
残りは「毎月わずか」か「期間限定」です。Value AI Writerは月1記事、Catchyは月10クレジット、Transcopeは4,000文字・1週間、文賢には無料プランがありません(14日間トライアルのみ)。
「AIライティングツールの無料プラン」を探すと後者ばかりが出てきますが、無料で書きたいだけなら汎用のチャットAI3つで十分、というのが実査の結論です。
→ 詳細は無料で使えるAI文章作成7選
音声読み上げ|仕事に使えるのは半分だけ
商用利用の壁が最もはっきり出た分野です。8つのうち無料のまま商用利用できるのは4つでした。
VOICEVOXは無制限・商用可(クレジット表記が条件)で、費用ゼロで使い続けられる唯一の選択肢です。ブラウザだけで使いたいなら音読さん(月5,000文字=約16分・商用可・表記必要)。クレジット表記を出せない仕事なら、Google AI StudioかRunwayになります。
ElevenLabs・CoeFont・Murf・Speechify Studioは商用不可で、さらにMurfとSpeechify Studioは書き出しもできません。
→ 詳細は無料で使えるAI音声読み上げ8選
議事録|無料で完結するサービスはゼロ
5分野で唯一、条件を全部満たすサービスが1つもなかった分野です。
1時間の会議を録り切れる無料プランは3つ、そのうちAI要約まで届くのは2つ、そのうち書き出せるのは0。逆から辿っても、書き出せる3つのうち1時間の会議を要約付きで残せるものは0でした。
現実的な解は、Fireflies.aiで要約を作って画面から手でコピーするか、Otter.aiで30分以内の会議に絞ってtxt保存するかの二択になります。
もう1つ、LINE WORKS AiNoteのフリープランは、公式が「学習利用あり」と明示している唯一のケースでした。社内会議を扱うなら避けてください。
→ 詳細は無料で使えるAI議事録8選
実査した31サービスの無料枠・一覧
分野別に、無料枠の中身と「どのパターンで終わるか」を並べます。数字はいずれも公式サイトで確認したものです。
画像生成(5)
| サービス | 無料枠 | 終わり方 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 回数・速度に制限あり | ①量 |
| Gemini | 利用枠あり(有料で2〜4倍) | ①量 |
| Canva AI | 標準モデル月200回/高品質モデル月20回 | ①量(動画と共有) |
| Adobe Firefly | 毎日リセットされる生成枠 | ①量(毎日) |
| Stable Diffusion(ローカル) | 制限なし | 終わらない(PCが必要) |
動画生成(5)
| サービス | 無料枠 | 終わり方 |
|---|---|---|
| Google Veo(Flow) | 1日50クレジット(Liteで1日5本) | ①量(毎日) |
| Pika | 80クレジット/月(480p・5秒で6本) | ①量(毎月) |
| HeyGen | 月3本(1分まで) | ④透かしあり |
| Runway | 125クレジット(初回のみ) | ②一度きり |
| Luma | 無料プランなし | ③なし |
文章作成(6)
| サービス | 無料枠 | 終わり方 |
|---|---|---|
| Claude | 利用量に制限あり | ①量 |
| Value AI Writer | 月1記事(初回増量で3記事) | ①量(毎月わずか) |
| Catchy | 月10クレジット | ①量(毎月わずか) |
| Notion AI | 体験版AI機能(数量は非公表) | ①量 |
| Transcope | 4,000文字・1週間 | ③期限 |
| 文賢 | 無料プランなし(14日間) | ③期限 |
音声読み上げ(7)
| サービス | 無料枠 | 商用 | 書き出し | 終わり方 |
|---|---|---|---|---|
| VOICEVOX | 無制限 | 可(表記必要) | 可 | 終わらない |
| 音読さん | 5,000文字/月(約16分) | 可(表記必要) | 可 | ①量 |
| Google AI Studio | 無料枠あり | 可(表記不要) | 可 | ①量 |
| ElevenLabs | 10,000クレジット/月(約33分) | 不可 | 可 | ④商用不可 |
| CoeFont | 800文字/月(約2.6分) | 不可 | 可 | ④商用不可 |
| Speechify Studio | 600クレジット(10分) | 不可 | 不可 | ④⑤ |
| Murf | 10分 | 不可 | 不可 | ④⑤ |
議事録(8)
| サービス | 無料枠 | AI要約 | 書き出し | 終わり方 |
|---|---|---|---|---|
| Fireflies.ai | 文字起こし無制限/1回2時間 | 無制限 | 不可 | ⑤書き出し不可 |
| tl;dv | 録画・文字起こし無制限/1回3時間 | 10回分 | 不可 | ③3か月+⑤ |
| Otter.ai | 300分/月・1回30分 | ○ | 可(mp3・txt) | ①量 |
| Notta | 120分/月・1回3分 | 10回/月 | 不可 | ①量+⑤ |
| LINE WORKS AiNote | 300分/月・1回60分 | なし | 可 | ①量(学習利用あり) |
| toruno | 累計3時間 | なし | 可(txt・csv・docx) | ②一度きり |
| Rimo Voice | 無料プランなし | ー | ー | ③なし |
| Otolio | 無料プランなし(14日・法人限定) | ー | ー | ③期限 |
※Runway・Canva・ChatGPT・Gemini・Adobe Fireflyは複数分野に登場するため、重複を除いた実数は31サービスです。
「ずっと無料で、仕事に使える」のはどれか
5分野を横断して、①期限や累計で終わらない ②商用利用できる ③ファイルに書き出せるの3つを満たすものを並べます。無料のまま実務で使えるのは、この範囲です。
| 用途 | サービス | 条件 |
|---|---|---|
| 画像生成 | Stable Diffusion(ローカル) | 回数無制限。PCのスペックが必要 |
| 画像生成 | Adobe Firefly | 毎日リセット。Fireflyモデルは商用に配慮した設計 |
| 動画生成 | Google Veo(Flow) | 1日50クレジット。Lite/Fastモデルのみ |
| 文章作成 | ChatGPT/Claude/Gemini | 回数・速度に制限はあるが継続利用可 |
| 音声読み上げ | VOICEVOX | 無制限・商用可。クレジット表記が必要 |
| 音声読み上げ | 音読さん | 月5,000文字(約16分)・商用可。表記が必要 |
| 音声読み上げ | Google AI Studio | 商用可・表記不要。コードの知識が必要 |
| 議事録 | Otter.ai Basic | 要約+txt書き出しが可能。ただし1回30分まで |
この表に入らなかったサービスが劣っているわけではありません。 無料枠はあくまで試用の入口で、本命は有料プランという設計のサービスも多くあります。重要なのは、どちらの設計なのかを契約前に見分けることです。
無料の次の一歩は、いくらからか
無料枠で止まったとき、次に払う金額の相場も実査してあります。分野によって入口の価格が10倍近く違うので、先に知っておくと判断が早くなります。
| 分野 | 最安の入口 | 月額 |
|---|---|---|
| 画像生成 | Gemini | 725円 |
| 画像生成 | Canva プロ | 1,180円(年11,800円) |
| 文章作成 | Value AI Writer エントリー | 840円(税込・月3記事) |
| 汎用チャット | ChatGPT Plus | 1,400円 |
| 議事録 | Notta プレミアム | 1,185円(年払い・税込) |
| 議事録 | LINE WORKS AiNote ソロ | 1,440円(年額契約・税抜) |
| 動画生成 | Luma | 30ドル〜(無料プランなし) |
| 文章作成 | Transcope | 11,000円(税込) |
画像・文章・議事録は、月1,000円台で無料枠の制限がほぼ外れます。 一方で動画生成は入口が高く、Lumaのように無料プランを持たないサービスもあります。動画をまとめて作りたい場合は、無料枠が最も大きいGoogle Veo(Flow)を使い倒してから課金を検討するのが合理的です。
なおValue AI Writerの「月1記事→3記事」は840円で、無料枠との差が最も小さい部類でした。逆にTranscopeは無料が4,000文字・1週間で、有料が月11,000円と段差が大きく、無料枠だけで判断しにくい設計です。
無料で始める前の、4つのチェック
分野を問わず、無料で使い始める前に確認してほしいことがあります。どれも料金表の下のほう、小さい文字で書かれています。
1. その無料枠は、いつ戻ってきますか
毎日か、毎月か、一度きりか。ここを間違えると計画が崩れます。「◯◯クレジット無料」とだけ書いてある場合は、補充されるかを必ず確認してください。Runwayの125クレジットは一度きり、torunoの3時間は累計です。
2. 作ったものを、仕事に使えますか
商用利用の可否と、クレジット表記の要否です。無料枠が大きいサービスほど商用不可であることが多い、というのが実査の実感でした。表記が必要な場合、その表記を出せる案件かどうかも先に考えてください。
3. 書き出せますか
最初の1本を作ったら、その日のうちにダウンロードを試してください。 できないサービスなら、そのつもりで運用を組む必要があります。何か月も使ってから気づくと、それまでの成果物を持ち出せません。
4. 作ったものは、いつまで残りますか
tl;dvの無料は3か月、LINE WORKS AiNoteのフリーは1年で削除されます。保存できる件数に上限があるものもあります(Otter.aiは直近25件、Fireflies.aiは400分ぶん)。
よくある質問
Q. 結局、無料の生成AIで一番おすすめはどれですか?
用途によりますが、5分野を通じて最も「無料のまま長く使える」のはVOICEVOX(音声)とStable Diffusionのローカル環境(画像)でした。どちらも回数無制限で、商用利用もできます。手軽さで選ぶなら、文章・画像を1つで済ませられるChatGPTかGeminiです。逆に、無料で完結させにくいのが議事録で、実査した8つの中に条件を満たすものがありませんでした。
Q. 無料プランで作ったものを、仕事で使っても大丈夫ですか?
サービスごとに違います。実査した範囲では、音声読み上げ8つのうち商用利用できるのは4つだけで、そのうち2つはクレジット表記が条件でした。動画ではHeyGenの無料プランに透かしが入ります。「無料で使える=商用利用できる」ではありません。 各サービスの利用規約で「商用利用」の項目を確認してから制作を始めてください。
Q. クレジット表記が必要、とはどういう意味ですか?
作った音声や画像を公開するときに、「VOICEVOX:(キャラクター名)」のように、使用したサービス名を明示する義務があるということです。動画の概要欄や記事の末尾に記載する形が一般的です。表記を出せない案件(クライアントのブランドサイトなど)では、表記不要のサービスを選ぶ必要があります。
Q. 無料枠を使い切ったら、どのタイミングで課金すべきですか?
「何が足りなかったか」で決めてください。 量が足りないなら上位プラン、品質が足りないなら別サービス、というように、止まった理由によって払うべき先が変わります。無料枠で3〜5本ほど実際に作ってみると、この判断がつきます。用途別の有料プランの比較はAIツールおすすめ7選にまとめました。
Q. 複数のAIサービスを無料で併用するのは効率が良いですか?
用途が違うなら有効です。 ただしこの記事で書いたとおり、CanvaやRunwayのように1つのサービス内で枠を共有しているケースがあるので、「Canvaで画像も動画も」と考えると想定の半分しか作れません。分野ごとに別のサービスを使うほうが、無料枠の総量は増えます。
Q. 無料プランのデータは、AIの学習に使われますか?
サービスによります。実査の範囲で公式が「学習利用あり」と明示していたのはLINE WORKS AiNoteのフリープランでした(有料プランは「学習利用なし」)。多くのサービスは無料プランの扱いを明記していないため、機密情報を含む内容は無料プランで扱わないのが安全です。
文章分野で無料の次に進む場合は、AIでブログ記事を作成する手順を解説もあわせてご覧ください。月に何記事書けるかを自分で計算できるツールは、主要7つのうち2つだけでした。
まとめ
生成AIの無料枠を5分野31サービスで実査した結果、見えたのは次のことでした。
- 無料の終わり方は5つ。①量で終わる ②一度で終わる(累計・生涯) ③期限で終わる ④商用利用できない ⑤書き出せない
- 困るのは①ではなく、④と⑤。量の制限は使えばわかりますが、商用不可と書き出し不可は作り終えてから気づきます
- 無料枠は用途ごとに配られていない。Canvaの月20回は画像と動画で共有、Runwayの125クレジットは動画と音声で取り合い
- 量が多いサービスほど商用不可の傾向。音声で無料分数が最多のElevenLabs(約33分)は商用利用不可
- 無料で完結しにくいのは議事録。8つ中、1時間の会議を要約して持ち帰れるものはゼロでした
最後に、無料で使い始めるときの一番の実践的なアドバイスを1つ。
最初の1本を作ったら、その日のうちに「書き出す」「規約の商用利用の項目を読む」の2つを済ませてください。 これを後回しにすると、成果物が溜まってから引き返せなくなります。逆にこの2つさえ最初に確認しておけば、無料枠は安心して使い倒せます。
分野ごとの詳細は、無料で使えるAI画像生成5選、無料で使えるAI動画生成6選、無料で使えるAI文章作成7選、無料で使えるAI音声読み上げ8選、無料で使えるAI議事録8選にまとめています。Claudeを無料のまま使い込みたい方はClaudeの使い方を初心者向けに解説もあわせてどうぞ。有料プランまで含めた選び方はAIツールおすすめ7選をご覧ください。
※本記事は2026年8月時点で各サービスの公式サイトを確認した内容にもとづきます。無料枠の条件は変更されることがあるため、利用前に各公式サイトでご確認ください。


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