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「AIでブログ記事を作成する」と聞いて多くの人が気にするのは、AIの文章がうまいかどうかです。ですが実際に運用を始めると、詰まるのはそこではありません。契約したプランで「月に何記事書けるのか」が、契約する前には分からないという一点で詰まります。
たとえば月10記事と書かれたプランを契約したとします。ところが公式の別の場所に「1記事あたりの生成量は15,000〜20,000文字が目安」と書かれていて、そのプランの文字数上限は月6万文字でした。6万文字を17,500文字で割ると3.4本です。10記事は書けません。
この記事では、AIでブログ記事を作成する手順を7つの工程に分けて説明したうえで、主要7ツールを「月に何記事書けるか」という一つの軸で並べ直します。結論から言うと、その計算を読者が自分でできるツールは、7つ中2つだけでした。2026年8月時点の各社公式ページを直接確認した数字で書いています。
まず結論|AIでブログ記事を作るときに見るべき数字
先に結論をまとめます。
- AIでブログ記事を作る工程は7つあり、AIに丸ごと任せられるのは3つです。残り4つは人の作業として残ります
- ツール選びで見るべきなのは月額ではなく、月額 ÷ 実際に本文まで書ける記事数です
- 課金の単位が「文字数」なら自分で計算できます。「クレジット」「トークン」「回数」だと、消費量が公開されていないため計算できません
- Google はAIの利用そのものを問題にしていません。問題にしているのは「検索順位の操作を主な目的とすること」だけです
以下、順に見ていきます。
AIでブログ記事を作成する7つの工程|AIが肩代わりできるのは3つ
ブログ記事は「本文を書く」だけでは完成しません。実際には次の7工程があります。AIが肩代わりできる工程と、人に残る工程を分けて整理します。
| 工程 | 内容 | AIに任せられるか |
|---|---|---|
| 1. キーワードを決める | 何について書くかを決める | △ 候補出しは可能 |
| 2. 検索意図を読む | 上位記事を見て読者の疑問を特定する | △ 要約は可能 |
| 3. 構成を作る | 見出しの並びを設計する | ○ 任せられる |
| 4. 本文を書く | 見出しごとに文章を作る | ○ 任せられる |
| 5. ファクトチェック | 数値・仕様・料金の裏を取る | × 人がやる |
| 6. 推敲・校正 | 誤字、冗長表現、表記ゆれを直す | ○ 任せられる |
| 7. 入稿 | 装飾・画像・内部リンク・公開 | × 人がやる |
丸ごと任せられるのは3・4・6の3つです。ここは重要なので補足します。
AIライティングツールの広告では「作業時間が10分の1になる」といった表現がよく使われます。Value AI Writer の公式サイトにも「1記事あたり5時間以上かかっていた記事が最短30分で生成可能」という注記があります。ただしこれは生成にかかる時間の話です。同じ公式サイトの利用手順(STEP2)には、こう書かれています。
目視でチェックし、必要に応じて見出しや記事を調整して最適化することが重要です。AIの誤った情報に注意し、最終的なチェックは自ら行いましょう。
さらに、よくある質問では「Value AI Writerが生成する文章は必ずしも正確な内容とは限りません」とも明記されています。ツールを作っている側が、工程5のファクトチェックは人の仕事だと言っているわけです。
つまり短縮されるのは工程3・4・6であって、工程5と7の時間は基本的に減りません。ここを見誤ると「思ったより早くならない」という感想になります。
工程1・2:キーワードと検索意図(人の作業)
何について書くかを決め、実際に検索して上位記事を読む工程です。AIに候補を出させることはできますが、現在の検索結果を実際に見る作業は代替できません。AIが学習したのは過去のウェブであって、今日の検索結果ではないためです。
工程3:構成を作る(AIに任せられる)
見出しの並びを設計する工程です。多くのAIライティングツールが力を入れているのはここで、上位10サイトの見出しを参照して構成案を組む機能を持っています。
工程4:本文を書く(AIに任せられる)
見出しごとに本文を生成します。ここが最も時間を短縮できる工程です。ただし後述するとおり、課金が最も重くのしかかるのもこの工程です。
工程5:ファクトチェック(人の作業・省略できない)
生成された文章に含まれる数値や仕様を、一次情報で確認する工程です。この記事を書くにあたっても、各社の料金は公式ページを直接開いて確認しました。第三者のまとめ記事を参照すると、次のような事故が起きます。
実例を挙げます。文賢(ぶんけん)という校正ツールの料金を検索すると、上位に並ぶ解説記事の多くが「月額2,178円」と書いています。しかし公式サイトを見ると、文賢は2026年5月19日に決済システムとプランを刷新しており、現在の個人向けプランは月更新1,980円、年更新なら1,650円です。2,178円は旧プランの価格でした。半年近く前の改定が、検索上位にはまだ反映されていません。
AIは学習時点の情報で書くため、この種のズレをそのまま出力します。工程5を省略すると、公開時点で古い記事が積み上がっていきます。
工程6:推敲・校正(AIに任せられる)
誤字脱字、二重表現、同じ語尾の連続、表記ゆれを直す工程です。単調な照合作業なので機械が得意とする領域で、ここは任せて構いません。
工程7:入稿(人の作業)
装飾、画像の挿入、内部リンク、公開設定です。Value AI Writer のようにWordPress連携を持つツールもありますが、公式サイトにも「生成されるのは文章(テキスト)のみなので、投稿前に必要に応じて文字装飾と画像挿入を行うようにしてください」と書かれています。
コピペで使えるプロンプト5つ
工程3・4・6を実際に回すためのプロンプトです。汎用のAI(ChatGPTやClaudeなど)でもそのまま使えます。
① 検索意図を整理する
キーワード「(ここにKW)」で検索する人が抱えている疑問を、
検索する直前の状況とセットで7つ挙げてください。
「知りたいこと」ではなく「困っていること」の形で書いてください。
② 構成を作る
キーワード「(ここにKW)」でブログ記事の見出し構成を作ってください。
条件:
- h2は6〜8個、各h2の下にh3を2〜4個
- 読者は(ここに読者像)
- 結論を最初のh2に置く
- 各h2に「そこで何が分かるか」を1行で添える
③ 見出しごとに本文を書く
以下の見出しの本文だけを書いてください。
見出し: (ここに見出し)
条件:
- 800〜1,200字
- です・ます調
- 最初の1文で結論を書く
- 数値や固有名詞を使う場合は「(要出典)」と付けてください
3つ目の条件が重要です。AIに「自分が確信を持てない箇所を自己申告させる」と、工程5でどこを確認すべきかが分かります。
④ 冗長な部分を削る
以下の文章から、意味を変えずに削れる箇所を指摘してください。
書き直した文章ではなく、「削れる箇所」と「なぜ削れるか」の一覧で出してください。
書き直させると別の文章になってしまい、確認の手間が増えます。指摘だけさせて、直すのは自分でやるほうが速いです。
⑤ 表記ゆれを洗い出す
以下の文章から表記ゆれを抽出し、「ゆれている表記」「出現箇所」「統一案」の表にしてください。
「月に何記事書けるか」を計算できるツールは7つ中2つだけ
ここからが本題です。AIでブログ記事を作成するツールを、「月額を、実際に本文まで書ける記事数で割れるか」という軸で並べます。2026年8月時点の各社公式ページの記載です。
| ツール | 月額(税込) | 課金の単位 | 公称の記事数 | 自分で計算できるか |
|---|---|---|---|---|
| Value AI Writer by GMO | 0〜43,780円 | 文字数+記事数 | 月1〜400記事 | ○ 文字数を公開 |
| Transcope | 0〜66,000円 | 文字数 | 記載なし | ○ 文字数を公開 |
| ラクリン | 0〜29,980円 | トークン | 約2〜500記事 | × 消費量が非公開 |
| Catchy | 0〜9,800円 | クレジット | 記載なし | × 消費量が非公開 |
| SAKUBUN | 非公開 | 記事数 | 月10〜25記事 | × 料金が非公開 |
| ChatGPT | 0〜16,800円 | 回数 | 記載なし | × 上限が非公開 |
| 文賢 | 1,650〜3,300円 | 人数 | ー(校正専用) | ー |
計算できるのは Value AI Writer と Transcope の2つだけです。理由を1つずつ見ます。
ラクリンはトークン課金です。フリー20,000トークン、シルバー4,980円で20万トークン、ゴールド9,980円で60万トークン、プラチナ29,980円で200万トークンという構成で、公式サイトには「約50記事」といった目安も併記されています。ただし消費トークン数は「ラクリンに搭載しているAIの提供元であるOPEN AI社が決定」と書かれており、機能ごとに何トークン消費するかは公開されていません。目安の根拠を利用者側で検算できない形です。
Catchyはクレジット課金です。無料10クレジット、Starterが100クレジット3,000円・200クレジット5,700円・300クレジット8,100円、Proは9,800円で無制限。こちらも1回の生成で何クレジット消費するかの記載がありません。無制限のProを選べば計算は不要になりますが、その下のプランでは月に何記事書けるかが分かりません。
SAKUBUNは逆で、記事数の目安(Lite 月10記事、Standard 月25記事)は公開されているのに、全プランが「お問い合わせ」で料金が非公開です。分子が分からないので割り算になりません。加えて無料トライアルには「原則、個人利用の方のトライアルは承っておりません」という条件が付いており、個人ブロガーは試用の段階で対象外です。
ChatGPTは無料版0円、Go 1,400円、Plus 3,000円、Pro 16,800円からという構成です。ただし料金ページの機能比較欄は「上限あり」「制限が適用されます」という表記に統一されており、具体的な回数はどのプランでも公開されていません。汎用AIを記事作成に使う場合、月に何記事分の生成ができるかは事前に見積もれません。ChatGPTの各プランの違いはChatGPTの料金プラン全比較で詳しく扱っています。
Transcopeは文字数を明示しています。Free 4,000文字、Basic 11,000円で月5万文字、Pro 38,500円で25万文字、Enterprise 66,000円で60万文字。1文字あたりに直すとBasicで0.22円です。これは後述する Value AI Writer の最安プラン(0.042円)の約5倍にあたります。計算はできますが、単価は高めです。
そして Value AI Writer が最も細かく公開しています。ただし、公開されている数字をそのまま信じると読み違えます。次で説明します。
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「月10記事」のプランで本文まで書けるのは3記事|公式の数字で計算する
Value AI Writer の料金表には、プランごとに「作成可能記事数(月間)」と「文字数制限」の2つが載っています。同社の公式ページに掲載されている7プランは次のとおりです(税込・通常月)。
| プラン | 月額 | 記事数上限 | 文字数上限(GPT-4o/4.1・Claude4.0) | 文字数上限(Gemini2.5-Pro) |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 1記事 | 1万文字 | 2万文字 |
| エントリー | 840円 | 3記事 | 2万文字 | 4万文字 |
| エントリープラス | 1,400円 | 5記事 | 3万文字 | 6万文字 |
| ベーシック | 2,800円 | 10記事 | 6万文字 | 12万文字 |
| ベーシックプラス | 5,480円 | 20記事 | 10万文字 | 20万文字 |
| プロ | 10,780円 | 50記事 | 30万文字 | 60万文字 |
| エキスパート | 43,780円 | 400記事 | 200万文字 | 400万文字 |
ここに、公式のよくある質問に書かれた2つの記述を重ねます。
1つ目|1記事は「タイトルと見出しを作った時点」で消費される
「作成可能記事数(月間)の1記事の基準を教えてください」という質問への回答です。
タイトル、見出しの生成までを1記事とみなします。つまり、本文生成をおこなわなくてもタイトル、見出しの生成をした時点で1記事とカウントされますのでご注意ください。なお、本文生成文字数制限の範囲内であれば何度でも何文字でも生成ができます。
構成案を作って「これは違うな」と捨てても、記事数は1本減ります。逆に、本文は文字数の枠内なら何度でも作り直せます。記事数と文字数は別々のメーターで、それぞれ独立して減っていくという設計です。
2つ目|1記事あたりの生成量は15,000〜20,000文字
「どのくらいの文字数の記事が生成されますか?」への回答です。
1記事あたりの目安で15,000文字~20,000文字になる傾向が多いです。
この2つを重ねると、記事数の上限はほとんど意味を持たないことが分かります。中央値の17,500文字で割ってみます。
| プラン | 記事数上限 | 文字数から計算した記事数 | 先に尽きるのは |
|---|---|---|---|
| フリー | 1記事 | 0.6記事 | 文字数 |
| エントリー | 3記事 | 1.1記事 | 文字数 |
| エントリープラス | 5記事 | 1.7記事 | 文字数 |
| ベーシック | 10記事 | 3.4記事 | 文字数 |
| ベーシックプラス | 20記事 | 5.7記事 | 文字数 |
| プロ | 50記事 | 17.1記事 | 文字数 |
| エキスパート | 400記事 | 114.3記事 | 文字数 |
全プランで、記事数の上限より先に文字数が尽きます。記事数の上限に到達することは、通常の使い方では起こりません。人気No.1と表示されているベーシック(月2,800円・月10記事)で、本文まで書き上げられるのは3〜4本です。
この差は単価に効きます。公式の料金表には「1記事あたり約280円〜」と書かれていますが、これは月額を記事数上限で割った数字です。文字数で割り直すと次のようになります。
| プラン | 公称の1記事単価 | 文字数で割った実質単価 |
|---|---|---|
| エントリー | 280円 | 約737円 |
| ベーシック | 280円 | 約816円 |
| プロ | 216円 | 約630円 |
| エキスパート | 109円 | 約384円 |
なお、ここでの計算は「生成された文章をほぼそのまま1記事として使う」前提です。実際には作り直しや長文化でさらに文字数を消費するため、上の表はむしろ良いほうの見積もりだと考えてください。
生成AIをGeminiにするだけで、書ける量が2倍になる
料金表をもう一度見てください。同じプラン・同じ料金なのに、Gemini 2.5 Pro を選んだときだけ文字数上限がちょうど2倍になっています。フリーからエキスパートまで7プラン全部で一貫しています。
律速になっているのが文字数である以上、これはそのまま「書ける記事数が2倍になる」を意味します。
| プラン | GPT-4o/Claude選択時 | Gemini 2.5 Pro選択時 |
|---|---|---|
| エントリー(840円) | 1.1記事 | 2.3記事 |
| ベーシック(2,800円) | 3.4記事 | 6.9記事 |
| プロ(10,780円) | 17.1記事 | 34.3記事 |
| エキスパート(43,780円) | 114.3記事 | 228.6記事 |
追加料金は発生しません。本文生成のモデル選択を変えるだけです。プランを1つ上げるより、モデルを変えるほうが効きます。
無料で試す場合はさらに重要です。フリープランの文字数上限はGPT-4o系だと1万文字で、公式が言う1記事あたりの生成量15,000〜20,000文字に届きません。つまりGPT-4oを選んだままだと、無料プランでは1記事も完成させられない可能性があります。Gemini 2.5 Pro を選べば2万文字になるので、1記事を最後まで作れます。無料で試すなら、生成AIの選択は最初に確認してください。
金額を上げても1文字あたりは安くならない
もう1つ、料金表を割り算すると分かることがあります。1文字あたりの単価です。
| プラン | 月額 | 文字数(GPT系) | 1文字あたり |
|---|---|---|---|
| エントリー | 840円 | 2万文字 | 0.0420円 |
| エントリープラス | 1,400円 | 3万文字 | 0.0467円 |
| ベーシック | 2,800円 | 6万文字 | 0.0467円 |
| ベーシックプラス | 5,480円 | 10万文字 | 0.0548円 |
| プロ | 10,780円 | 30万文字 | 0.0359円 |
| エキスパート | 43,780円 | 200万文字 | 0.0219円 |
有料プランの中で1文字あたりが最も安いのは、最安のエントリー(840円)です。エントリープラス、ベーシックと上がるにつれて単価は悪化し、ベーシックプラス(5,480円)でエントリーより約30%割高になります。単価が改善に転じるのはプロ(10,780円)からです。
まとめると、選び方はこうなります。
- 月3本まで:エントリー(840円)。単価が最も安い区間です
- 月4〜10本:ベーシック(2,800円)。Geminiを選んで約6.9本
- 月10〜30本:ベーシックプラスは飛ばして、プロ(10,780円)まで上げるほうが1本あたり安くなります
なお、レンタルサーバーのCORESERVER V2 と同時に申し込むと20〜43%の割引が適用されます(エントリーは840円→480円)。サーバーを新規で契約する予定があるなら、そちらの窓口も確認してください。
AIで書いた記事は検索順位で不利になるのか|Google公式の回答
「AIで書いた記事はGoogleにペナルティを受ける」という話をよく見かけます。一次情報を確認します。
Google 検索セントラルの公式ガイダンス「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」には、よくある質問の形で明確な回答があります。
AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません。検索ランキングの操作を主な目的としてコンテンツ生成に使用すると、スパムに関するポリシーへの違反とみなされます。
スパムポリシー側の「大量生成されたコンテンツの不正使用」でも、違反の定義はこうなっています。
生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること
条件は「価値を付加することなく」と「検索ランキングの操作を主な目的として」の2つです。AIを使ったこと自体は判定の対象になっていません。
逆に、AIを使えば有利になるわけでもない
同じFAQには次の回答もあります。
AI を使用したからといってランキングに関して特別なメリットがあるわけではありません。有用、有益なオリジナル コンテンツで、E-E-A-T の基準を満たすものは、検索で上位に表示される可能性が高くなります。作成方法ではなく、内容が評価の対象となります。
さらに、AIを「検索エンジンのランキングを操作するための安価で手軽な方法」と考えているなら使用を勧めない、とまで書かれています。
「AIで書いた」と明記すべきか
ここは意外と誤解されている部分です。Googleは開示を推奨していますが、やり方まで指定しています。
「これはどのように作成されたんだろう」と思わせるようなコンテンツでは、AI や自動化の使用を開示するのは有益なことです。
一方で、著者名をAIにすることについてはこう書かれています。
Google は、コンテンツ作成の一部に AI を使用していることを読み手に明確に伝えることを推奨事項としていますが、著者の署名欄に AI と記載することは、その方法としてふさわしくありません。
つまり「AIを使ったことは書いてよい、むしろ書いたほうがよい。ただし著者欄に『AI』と入れるのは違う」ということです。署名欄には人間の名前を入れ、AIの利用は本文や注記で伝える、という形が公式の推奨に沿います。
AIに任せられない工程をどう埋めるか
7工程のうち、AIツールが担当するのは3・4・6でした。工程5(ファクトチェック)と工程7(入稿)は人に残ります。ここを軽く見ると、生成が速くなったぶんの時間が全部チェックに消えます。
現実的な埋め方は2つです。
1つ目は、工程3のプロンプトで数値に印を付けさせること。前述の「数値や固有名詞を使う場合は(要出典)と付けてください」という指示です。確認すべき箇所が最初から可視化されるので、記事全体を読み返す必要がなくなります。
2つ目は、工程6を機械に完全に渡してしまうこと。推敲と校正は判断の必要がない照合作業です。ここを手でやっている限り、1記事あたりの時間は下がりません。
校正に特化したツールとしては文賢があります。冒頭でも触れたとおり2026年5月19日にプランが刷新されており、現行は次の2プランです。
| プラン | 対象 | 年更新 | 月更新 |
|---|---|---|---|
| パーソナル | 個人(1名のみ) | 1,650円/月 | 1,980円/月 |
| ビジネスチーム | 法人・組織 | 2,750円/月・人 | 3,300円/月・人 |
いずれも税込、初期費用の記載はありません。14日間の無料トライアルがあり、期間中に解約すれば料金は発生しません。個人ブログであればパーソナルプランで足ります。カスタム辞書は5件まで登録でき、自分がよく間違える表現を登録しておくと以降は自動で拾われます。
なお2026年3月にマスキング機能が追加され、AIアシストに文章を渡す前に固有名詞などを伏せられるようになっています。取引先名が入る記事を扱う場合はここが効きます。
推敲の工程を手放したい方へ
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よくある質問
Q. AIで作成したブログ記事をそのまま公開してよいですか?
技術的には可能ですが、推奨されません。Value AI Writer の公式FAQにも「生成された文章の結果次第では、虚偽の内容が含まれていたり、第三者の著作権を侵害するケースもあります。そのため生成された文章を、公開前にご自身でチェックいただくことを前提」と書かれています。工程5のファクトチェックは省略しないでください。
Q. 無料でAIブログ記事作成を試せますか?
試せます。Value AI Writer のフリープラン(月1記事・1万文字、生成AIをGeminiにすれば2万文字)、Catchy の無料10クレジット、ラクリンのフリープラン(2万トークン)、Transcope の Free(4,000文字)があります。ただしSAKUBUNのトライアルは原則法人のみです。無料で使えるAI文章作成ツールは無料で使えるAI文章作成7選でまとめています。
Q. ChatGPTだけでブログ記事は作れますか?
作れます。この記事で紹介したプロンプト5つは汎用AIでもそのまま使えます。ただし前述のとおり、ChatGPTは利用上限が公開されていないため「月に何記事書けるか」を事前に見積もれません。構成の自動生成やWordPress連携も付きません。投稿本数が月数本までなら汎用AI、それ以上に増やすなら専用ツール、という切り分けになります。使い方はChatGPTの使い方を参照してください。
Q. 生成AIはどれを選ぶのが正解ですか?
Value AI Writer に限って言えば、文字数上限が2倍になる Gemini 2.5 Pro が有利です。文章の好みで選ぶ前に、枠が2倍違うことを考慮してください。各AIの得意分野の違いはChatGPT・Gemini・Claudeを徹底比較で扱っています。
Q. 校正ツールと生成ツールは両方必要ですか?
工程が違うので役割が重複しません。生成ツール(工程3・4)と校正ツール(工程6)は別物です。ただし月に1〜2本しか書かないうちは、校正までツールに任せる必要はありません。本数が増えて推敲が負担になってきた段階で足すのが順当です。ツール全体の分類はAIライティングツールおすすめ7選で整理しています。
まとめ
AIでブログ記事を作成する手順と、ツールの選び方をまとめます。
- 工程は7つあり、AIに任せられるのは構成・本文・推敲の3つ。ファクトチェックと入稿は人に残ります
- ツール選びの基準は月額ではなく、月額 ÷ 実際に本文まで書ける記事数です
- その計算ができるのは、課金単位が文字数で公開されているツールだけ。今回調べた7つのうち2つでした
- Value AI Writer の「月10記事」は記事数の上限であって、文字数から計算すると本文まで書けるのは3〜4記事です
- 同じ料金でも生成AIを Gemini 2.5 Pro にすると文字数枠が2倍になります。無料プランで1記事を完成させたい場合は特に重要です
- 1文字あたりの単価は最安のエントリー(840円)が有料プラン中で最も安く、ベーシックプラスまで悪化し続けます。改善するのはプロからです
- Google はAIの利用自体を問題視していません。違反になるのは「価値を付加せず、順位操作を主目的に大量生成する」場合だけです
まずはフリープランで1記事を最後まで通してみて、自分の1記事に何文字必要かを実測するところから始めるのが確実です。そのうえで、投稿ペースに合うプランを選んでください。
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※本記事の料金・仕様は2026年8月17日時点で各社公式サイトを確認した内容です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

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