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DeepL Proの料金を調べると、「Starter 月1,200円/Advanced 月3,800円/Ultimate 月7,500円」という3プランの表が並びます。
その3つのプランは、もう存在しません。
2026年8月18日にDeepLの公式料金ページを開くと、有料プランはIndividual / Team / Business / Enterpriseの4つになっています。名前が変わっただけではありません。旧Starterが売りにしていた「文字数制限なし」は、現行のIndividualでは月30万文字という上限に変わっています。
そしてもう1つ、料金表を見るだけでは絶対に気づかない落とし穴があります。
月1,150円のIndividualプランで翻訳できる文書ファイルは、月3本までです。
Wordを1本、PowerPointを1本、PDFを1本。それでその月は終わりです。「有料にすればファイル翻訳が使い放題になる」と思って契約すると、3本目で止まります。
この記事では、2026年8月18日時点の公式料金ページを実際に開いて、翻訳ツール4プランとAPI3プランのすべての数値を確認しました。結論を先に書きます。
- テキストを訳すのが中心なら → Individual(年払い月1,150円・税込)。月30万文字。ただしファイルは月3本まで
- 文書ファイルを月10本以上訳すなら → Team(年払い月3,750円・税込/1人あたり)。月20本。しかもファイル数はチーム全体で共有できます
- プログラムから呼び出すなら → API Growth(年払い月3,025円・税込)。文字単価は最安クラス。ただしDeepLの画面は使えません
- 無料で試すなら → 無料版(月5万文字・ファイル月1本・5MBまで)。ただし入力したテキストは訓練に使われる対象です
APIの無料枠についても、知らないと確実に誤解するポイントがあります。「Developer 100万文字 無料」は、毎月もらえる枠ではありません。
そのプラン表、Starter / Advanced / Ultimate になっていませんか
まず現行の料金を確認します。2026年8月18日時点の公式料金ページに表示されている金額です。
| プラン | 月払い | 年払い(月額換算) | 無料体験 |
|---|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 0円 | ― |
| Individual | 1,380円 | 1,150円 | 30日間 |
| Team(1ユーザーあたり) | 4,500円 | 3,750円 | 30日間 |
| Business(1ユーザーあたり) | 9,000円 | 7,500円 | なし |
| Enterprise | 個別の料金設定 | 個別の料金設定 | ― |
公式には「価格には消費税が含まれています。追加の配送費用やその他の費用はかかりません」と明記されています。表示額が税込なので、他社の税抜表示と比べるときは注意してください。
年払いには「年払いで16%お得」と表示があります。実際に計算すると1,150円÷1,380円で約16.7%引きでした。表示どおりです。
旧プラン名で書かれた記事との対応は、単純な読み替えではききません。旧Starterは「文字数制限の撤廃」を看板にしていましたが、現行のIndividualには月30万文字の上限があります。旧記事を読んで「無制限だから」と契約すると、想定と違う枠に当たります。
いちばんの分かれ目は「月に何ファイル訳せるか」
DeepLのプランを分けている本丸はここです。公式の比較表から、主要な上限だけを抜き出します。
| 無料版 | Individual | Team | Business | |
|---|---|---|---|---|
| 月額(税込・年払い換算) | 0円 | 1,150円 | 3,750円/人 | 7,500円/人 |
| 文字数(1名1か月) | 50,000 | 300,000 | 1,000,000 | 制限なし※ |
| ファイル翻訳(1名1か月) | 1本 | 3本 | 20本 | 100本 |
| 最大ファイルサイズ | 5MB | 30MB | 30MB | 100MB |
| 複数ファイルの一括翻訳 | × | × | ○ | ○ |
| 用語集 | 1 | 1 | 5 | 制限なし※ |
| 言語ペアごとの用語数 | 5 | 5 | 1,000 | 制限なし |
| 保存できる訳文 | 1 | 1 | 10 | 制限なし※ |
| ページ全体の翻訳 | × | ○ | ○ | ○ |
| 翻訳メモリ | × | × | × | ○ |
| データの訓練に使用されない | × | ○ | ○ | ○ |
| SOC 2 Type 2への準拠 | × | ○ | ○ | ○ |
| チーム管理 | × | × | 2名以上 | 2名以上 |
| SSO | × | × | 50名以上 | 50名以上 |
※「データ通信の公正利用政策が適用されます」との注記付き。
注目してほしいのはファイル翻訳の行です。無料版1本、Individual 3本、Team 20本、Business 100本。Individualから Teamへ上がると、ファイル本数だけが約7倍に跳ねます。
文字数のほうは無料5万→Individual 30万で6倍、Individual→Teamで3.3倍と、比較的なだらかです。つまりDeepLは「文字をたくさん訳したい人」より「ファイルをたくさん訳したい人」から多くを取る設計になっています。
もう1つ見落とされがちなのが最大ファイルサイズです。無料版は5MBまで。図表の多いPowerPointやスキャンしたPDFは、5MBを簡単に超えます。「月1本しか訳せない」以前に、その1本が容量で弾かれることがあります。Individualに上げると30MB、Businessで100MBです。
Individualは「ファイル翻訳のためのプラン」ではありません
月1,150円という金額は手を出しやすく、DeepL Proの入口として選ばれがちです。でもファイルが月3本しかないので、1ファイルあたりに換算すると約383円になります。Teamの20本(1本あたり約188円)、Businessの100本(1本あたり75円)と比べると、単価では最も割高です。
Individualが向いているのは、テキストを月30万文字ペースで訳す人です。ページ全体の翻訳、語調の切り替え(敬称/親称)、そして「データの訓練に使用されない」という扱いが、この価格で手に入る点に価値があります。ファイルを何本も投げたい人が選ぶプランではない、というだけです。
他社と横並びで見た場合のファイル単価については、AI翻訳ツール比較8選で8サービスを同じ軸に揃えて計算しています。
Teamのファイル数は「チーム全体で共有」できます
比較表には「ファイル翻訳(1名1か月あたり)20本」と書かれています。この書き方だと、5人チームなら1人20本ずつ固定で配られるように読めます。
実際には、配分方法を選べます。 公式のよくある質問にこう書かれています。
DeepL Proで翻訳できる文書ファイルの数は、以下の2つの方法でチームメンバーに配分できます。
1.チーム全体でファイル数を共有:全メンバーが、毎月翻訳できるファイルの総数を共有します。メンバー1人あたりの上限はありません。
2.各メンバーに上限を設定:各メンバーに同じファイル数を割り当てる必要があります。
チーム管理者がアカウントの「設定」タブで切り替えます。
これは実務ではかなり大きい違いです。5人のTeamなら月100本のプールになり、翻訳担当の1人が100本まとめて使うこともできます。「翻訳する人は決まっているが、席は人数分必要」というよくある構成で、枠を無駄にせずに済みます。
比較表の「1名1か月あたり」という表記だけを見て「うちは1人しか訳さないからTeamは無駄」と判断すると、この共有設定を取り逃がします。
無料版でどこまでできるか
無料版の上限をまとめます。
- テキスト:月50,000文字
- 文書ファイル:月1本(最大5MB)
- 用語集:1つ、言語ペアあたり5語まで
- 保存できる訳文:1件
- ページ全体の翻訳:使えません
- 語調の切り替え(敬称/親称):使えません
そして、契約前に必ず知っておくべき項目があります。
公式の比較表には「データの訓練に使用されない」という行があり、無料版の欄だけに×が付いています。Individual以降はすべて○です。同じ表で「SOC 2 Type 2への準拠」も無料版のみ×でした。
一方、有料プランについては公式のよくある質問でこう明言されています。
DeepL Proにご登録の場合、DeepLは、サービスを提供するために技術的に必要な場合に限って、元のコンテンツと処理済みの出力結果の両方を一時的に保存し、その後、特に指定がない限り、両コンテンツを削除します。さらに、DeepL Proのお客様のデータはDeepLのAIモデルを訓練するために使用されることはありません。
つまり、「訓練に使われない」はProの機能です。無料版に貼り付けた社内文書は、その対象に入っていません。仕事の文書を扱うなら、この1点だけでもIndividual以上を選ぶ理由になります。無料枠の落とし穴が分野を問わず似た形で現れることは、生成AIの無料はどこまで使えるかでも整理しています。
なお、ISO 27001認証とTLS暗号化については、無料版を含む全プランに○が付いています。すべてのセキュリティ項目が有料限定というわけではありません。
API側もプラン名が変わりました
DeepLにはWebやアプリで使う「翻訳ツール」とは別に、プログラムから呼び出すAPIがあります。こちらも2026年8月18日時点で名称が変わっていました。
かつての「DeepL API Free / DeepL API Pro」ではなく、現在はDeveloper / Growth / Enterprise APIの3つです。
| Developer | Growth | Enterprise API | |
|---|---|---|---|
| 料金(税込) | 無料 | 月払い3,740円/年払い3,025円+従量 | 個別 |
| 利用可能な文字数 | 1回限りのクレジット100万文字 | 年1,200万文字(月払いなら月100万文字) | 個別設定 |
| 月の使用上限 | 100万 | 5,000万文字 | 制限なし |
| APIキー | 1 | 10 | 個別設定 |
| 用語集 | 1 | 2,000 | 個別設定 |
| データの訓練に使用されない | × | ○ | ○ |
| 翻訳メモリ | × | ○ | ○ |
| 監査ログ | 30日 | 1年 | 2年 |
年払いは「年払いで19%お得」と表示されています(3,025円÷3,740円で約19.1%。表示どおりでした)。翻訳ツール側の16%より割引率が大きくなっています。
「無料で100万文字」は毎月ではありません
ここが最大の注意点です。Developerプランの内容にはこう書かれています。
1回限りのクレジット:100万文字数
毎月100万文字もらえるわけではありません。 一度きりで100万文字を使い切ったら、そこで終わりです。旧API Freeが「月50万文字・毎月リセット」だった時代の説明を読んで「無料で毎月50万文字」と思っている人は、前提から更新する必要があります。
加えて、Developerは「データの訓練に使用されない」が×です。無料は翻訳ツール側もAPI側も、同じ扱いになっています。
APIを契約してもDeepLの画面は使えません
もう1つ、料金だけを比べると必ず踏む落とし穴があります。公式のプラン説明に、3つのAPIプランすべてでこう明記されています。
Developerには、Web上の翻訳ツールへのアクセスは含まれていません。
Growthには、Web上の翻訳ツールへのアクセスは含まれていません。
Enterprise APIには、Web上の翻訳ツールへのアクセスは含まれていません。
API Growthを契約しても、deepl.comの翻訳画面やアプリは使えません。 ファイルをドラッグ&ドロップして訳す、あの使い方はできないということです。APIはあくまで、自分のプログラムやサービスに組み込むためのものです。
両方使いたい場合は、翻訳ツールのプランとAPIのプランをそれぞれ契約することになります。
文字単価で並べると、いちばん安いプランがいちばん高い
100万文字あたりの単価に揃えて比べます(すべて税込・年払い基準)。
| 100万文字あたり | |
|---|---|
| API Growthの従量課金(追加分) | 2,750円 |
| API Growth(年払い) | 3,025円 |
| API Growth(月払い) | 3,740円 |
| 翻訳ツール Team | 3,750円 |
| 翻訳ツール Individual | 3,833円 |
最も安い有料プランであるIndividual(月1,150円)が、文字単価では最も高くなります。 月30万文字という枠が小さいためです。
ただしこの比較には前提があります。APIには画面が付かず、Teamには席の共有とチーム管理が付き、Individualにはページ全体の翻訳が付きます。文字単価だけでプランを選ぶと、必要な機能を落とします。 単価は「同じ機能で比べたときの目安」として見てください。
なお、Growthは従量課金制で、枠を超えたぶんは追加文字数100万文字あたり2,750円が加算されます。音声のテキスト化は1時間あたり314円、音声対音声翻訳は1時間あたり627円です。Growthには「利用料金の上限設定」が付いているので、想定外の請求を防ぐ設定ができます。
(余談ですが、公式の比較表では音声関連の行が「年間120文字」「年間60文字」と表示されています。プランカード側では「120時間」「60時間」と書かれているので、比較表の単位表記のほうが誤りです。契約前にカード側の記載を確認してください。)
BusinessとEnterpriseは何が違うのか
上位2プランの差は、機能というより「組織で運用するための保証」に寄っています。公式のプラン内容から差分だけを抜き出します。
Businessに付いて、Teamに付かないもの
- 文字数制限なし(公正利用政策の範囲内)
- ファイル翻訳 月100本、最大100MB
- 翻訳メモリ
- 用語集・訳文保存が上限なし
- カスタムルールのリスト20件
- ユーザープロビジョニング(SCIM)とドメイン管理
- 稼働率99.0%
- DeepL Write Proが標準で込み
- アドオンとして「Translation Flow」(新登場と表示)を追加可能
Enterpriseだけに付くもの
- 翻訳文字数とファイル数をビジネスに合わせてカスタム
- 私有キーの利用(BYOK)
- 稼働率99.9%
- 専任のアカウント担当チーム
- プレミアムサポート
稼働率の数字は地味ですが、業務に組み込むなら見ておく価値があります。99.0%は月あたり約7.2時間の停止を許容する水準で、99.9%なら約43分です。翻訳が止まると業務が止まる、という使い方をするならEnterpriseの水準が必要になります。
BYOK(Bring Your Own Key/私有キーの利用)は、暗号鍵を自社で管理する仕組みです。金融や医療のように鍵管理まで社内規程で定めている組織では、これが契約の前提になることがあります。Businessでは使えず、Enterpriseのみという点は、要件定義の段階で押さえておいてください。
同じ予算で他のサービスを選ぶとどうなるか
DeepLの価格が妥当かどうかは、同じ価格帯で何が買えるかを見ないと判断できません。
月1,000円前後という価格帯には、国産のAI翻訳サービスも複数あります。ファイル翻訳の本数という軸で見ると、DeepL Individualの月3本は決して多いほうではありません。一方でDeepLには、対応言語の広さ、ページ全体の翻訳、ブラウザ拡張の完成度、そしてWrite Proという文章校正の系列サービスがあります。「ファイルを何本訳すか」だけで選ぶか、「訳したあとに何をするか」まで含めて選ぶかで、答えが変わります。
同じ価格帯の8サービスを1つの軸に揃えて計算した結果はAI翻訳ツール比較8選にまとめました。また、翻訳に限らずAIツール全体で何にいくら払うかを整理したい場合はAIツールおすすめ7選が入口になります。
なお、「安いプランほど単価が高くなる」「表に書かれていない配分ルールで実質的な上限が変わる」という構造は、DeepLに限った話ではありません。AI議事録ツール比較8選でも、料金差の正体が精度ではなく枠の設計と管理機能だった、という同じ結論になっています。
DeepL Write Proは別料金です
文章校正AIのDeepL Write Proは、翻訳プランに自動では付きません。
- 月払い:ユーザーあたり1,450円/月(税込)
- 年払い:ユーザーあたり1,150円/月(税込)
IndividualとTeamではアドオンとして追加課金、Business以上には最初から含まれています。Individualに Write Proを足すと、年払いで月1,150円+1,150円=月2,300円です。Teamなら月3,750円+1,150円=月4,900円になります。
なお公式のよくある質問によれば、Write Proアドオンの無料体験は「DeepL Proの無料体験期間中である場合にのみ」利用できます。すでにProを契約している人が、あとからWrite Proだけを試すことはできません。試すなら最初の30日間にまとめて、ということになります。
無料体験・支払い方法・解約
契約まわりで確認しておくべき点を、公式のよくある質問からまとめます。
無料体験があるのはIndividualとTeamだけ
IndividualプランおよびTeamプランでは、無料体験期間をご用意しています。体験期間が終了するまでお支払いは不要で、いつでもキャンセルできます。過去にDeepLの無料体験を試したことのあるお客様はご利用いただけません。
Businessプランに無料体験はありません。 料金ページでもIndividualとTeamのボタンだけが「無料で体験する」で、Businessは「購入する」になっています。
そして「過去にDeepLの無料体験を試したことのあるお客様はご利用いただけません」という条件が付いています。以前IndividualをTrialして解約した人が、あとからTeamを30日試す、ということはできません。試す機会は実質1回きりなので、どのプランで試すかは考えて決めたほうがよいでしょう。ファイル本数の感覚を掴みたいなら、Individualではなく Teamで試すほうが情報量は多くなります。
支払い方法
クレジットカード/デビットカード、SEPA口座引き落とし、銀行振込(請求書)から選べます。カードはVisa、Mastercard、American Express、UnionPay、JCB、Discover、Diners Club、Cartes Bancairesに対応。PayPalは使えません(公式に「現在、PayPalはご利用いただけません」と明記)。
銀行振込には条件があります。Team・Business・Enterpriseの年払いを契約していて、請求金額が国ごとの基準額以上の場合にのみ、バーチャルIBANを使った振込が可能です。日本も対象国に含まれています。Individualの月払いを銀行振込で、という使い方はできません。
プラン変更とユーザー数の増減
アップグレードは即時有効で、既に払った金額は日割りでアカウントに加算され、新プランの料金から差し引かれます。ダウングレードは現行の請求期間が終わってから有効になります。
ユーザー数も請求期間中に変更できます。追加は即時、削除したユーザーは請求期間の終了までアクセスできてから正式に削除されます。
解約
アカウントの「プラン」タブの最下部にある「契約をキャンセル」ボタンから、いつでも解約できます。解約は現在の請求サイクルの終了時に有効になり、それまではPro機能を使えます。違約金や最低利用期間の記載は見当たりませんでした。法人向け翻訳サービスには最低11か月といった縛りを設けるものもあるので、この点はDeepLの契約しやすさと言えます。
大企業向けの割引
公式に「はい、多くのユーザー数でご購入希望の方には、割引が適用されます。これらの割引は個別に対応しております」とあります。金額は公開されていないので、人数が多い場合はセールスに問い合わせる形になります。
いくら払うべきか
ここまでの数値を、選び方に落とします。
月に訳すファイルが3本以下 → Individual(年払い月1,150円)
テキスト中心で、ファイルはたまに。この使い方ならIndividualで足ります。月30万文字はA4換算でかなりの量です。ページ全体の翻訳とブラウザ拡張(Chrome・Firefox・Edge)が付き、Chrome拡張はGmail・Googleドキュメント・Googleスライドで直接使えます。
月に4本以上訳す、または複数人で使う → Team(年払い月3,750円/人)
ファイルが月20本になり、複数ファイルの一括翻訳が使えるようになります。そしてファイル数をチーム全体で共有する設定にできるのが効きます。2名以上でチーム管理機能が使え、50名以上でSSOが有効になります。
文字数を気にせず、翻訳メモリが欲しい → Business(年払い月7,500円/人)
文字数制限がなくなり、ファイルは月100本、最大100MB。翻訳メモリとドメイン管理、SCIMによるユーザープロビジョニングが付き、稼働率99.0%が示されます。DeepL Write Proも込みなので、Team+Write Pro(月4,900円)との差額は月2,600円です。ただし無料体験がないので、Teamで試してから上げるのが現実的でしょう。
自分のサービスに組み込む → API Growth(年払い月3,025円+従量)
文字単価は最も安い部類です。ただしWeb上の翻訳ツールは付かないので、画面も使いたいなら翻訳ツールのプランと二重契約になります。まずはDeveloperの100万文字(1回限り)で動作確認をして、足りなくなってからGrowthへ、という順序が無駄がありません。
とりあえず試す → 無料版、ただし社内文書は入れない
月5万文字、ファイル月1本、5MBまで。訓練への利用対象になるので、業務文書は避けてください。ChatGPTなど汎用AIとの使い分けを検討している場合は、ChatGPTの料金プラン全比較もあわせてどうぞ。訳文をそのまま出さず日本語として整える工程は、どの翻訳ツールの守備範囲にも入っていません。推敲側の道具はAI文章校正ツール比較7選で「1回に何文字、いくらで投げられるか」を軸に比較しています。
よくある質問
Q. StarterプランやAdvancedプランはどこに行きましたか
2026年8月18日時点の公式料金ページに、Starter・Advanced・Ultimateという名称のプランは表示されていません。現行はIndividual・Team・Business・Enterpriseの4つです。上限値も旧プランとは異なるため、旧名で書かれた記事の数字はそのまま使えません。契約前に公式ページで確認してください。
Q. DeepL Proにすればファイル翻訳は無制限になりますか
なりません。Individualは月3本、Teamは月20本、Businessは月100本です。「制限なし」と書かれているのは文字数の欄(Business以上)であって、ファイル本数は最上位のEnterpriseでも「個別設定/月」となっています。
Q. 無料のAPIは毎月100万文字使えますか
使えません。公式のプラン内容には「1回限りのクレジット:100万文字数」と書かれています。毎月リセットされる枠ではないので、使い切ったらGrowthへの移行が必要です。
Q. API Growthを契約すればDeepLのサイトでも翻訳できますか
できません。Developer・Growth・Enterprise APIのすべてに「Web上の翻訳ツールへのアクセスは含まれていません」と明記されています。画面も使いたい場合は、翻訳ツール側のプランを別途契約する必要があります。
Q. 年払いと月払い、どちらが得ですか
翻訳ツールは年払いで約16%、APIは約19%安くなります。1年使うことが決まっているなら年払いです。ただし解約は請求サイクルの終了時に有効になる仕組みなので、年払いにすると次の解約可能時点まで1年待つことになります。使い方が固まっていない段階では月払いで様子を見て、量が読めてから年払いに切り替えるのが安全でしょう。
Q. 無料体験は何回でも使えますか
公式に「過去にDeepLの無料体験を試したことのあるお客様はご利用いただけません」とあります。プランを変えて再度試すことはできない前提で考えてください。Businessプランにはそもそも無料体験がありません。
Q. 支払いにPayPalは使えますか
使えません。公式のよくある質問に「現在、PayPalはご利用いただけません」と明記されています。カード、SEPA口座引き落とし、条件を満たす場合の銀行振込のいずれかになります。
Q. DeepLは何言語に対応していますか
DeepLの開発者向けドキュメントの対応言語一覧は、2026年8月18日時点で125言語と表示されています。これはAPIの対応言語です。「DeepLは30言語程度」という説明を見かけますが、現在の一覧とは一致していません。
まとめ
DeepL Proの料金で押さえるべき点を整理します。
- プラン名はIndividual / Team / Business / Enterprise。Starter・Advanced・Ultimateは現行の料金ページに存在しない
- 表示価格は税込。年払いで翻訳ツールは約16%、APIは約19%安くなる
- 分かれ目はファイル本数。無料1本/Individual 3本/Team 20本/Business 100本。文字数よりファイル数のほうが跳ね方が大きい
- Individualは文字単価では最も割高(100万文字あたり3,833円)。安いプランほど単価が高くなる逆転が起きている
- Teamはファイル数をチーム全体で共有できる。比較表の「1名1か月あたり」からは読み取れない設定
- 無料版は「データの訓練に使用されない」の対象外。業務文書を入れるならIndividual以上
- APIのDeveloper 100万文字は「1回限りのクレジット」。毎月もらえる枠ではない
- APIプランにはWeb上の翻訳ツールが含まれない。画面も使うなら二重契約になる
- 無料体験はIndividualとTeamのみ、しかも生涯1回。Businessに無料体験はない
- PayPalは使えない。銀行振込はTeam以上の年払いかつ基準額以上のときのみ
まず無料版で、自分がいちばんよく訳すファイルを1本通してみてください。5MBに収まるか、月1本で足りるかがその場で分かります。そのうえで、月に何本訳すかを数えてからIndividualかTeamかを決めれば、単価で損をする選び方は避けられます。


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