【2026年】ElevenLabsの料金プラン全比較|無料・Starter・Creator・Proは日本語で何分しゃべれる?

【2026年】ElevenLabsの料金プラン全比較|無料・Starter・Creator・Proは日本語で何分しゃべれる? AIサービス

※本記事にはプロモーションが含まれる場合があります。

結論:ElevenLabsの料金プランと「どれを選ぶべきか」

ElevenLabsには無料プランと5つの有料プラン(Starter・Creator・Pro・Scale・Business)、それに法人向けのEnterpriseがあります。結論からいうと、仕事で使うならStarter(月6ドル)が最低ライン、本格的に作るなら年払いのCreator(月18.33ドル)が基本の選択肢です。

ただしElevenLabsの料金は、月額だけを見ても比較になりません。支払っているのは「クレジット」で、同じクレジットが何に使えるかは用途によって45倍変わります。同じCreatorプランの121,000クレジットが、日本語ナレーションなら403分ぶん、動画の吹き替えなら9分ぶんです。

この記事では、2026年8月16日時点でElevenLabsの公式料金ページと公式ドキュメントを実際に開いて確認した数値をもとに、全プランの料金・年払いの割引額・製品別のクレジット消費量・追加クレジット(PAYG)の条件まで整理します。「月にいくら払うと、自分の用途で何分ぶん作れるのか」を自分で計算できる状態にすることが目的です。

なお、この記事に広告リンクはありません。掲載しているのはElevenLabs公式サイトへの通常リンクだけです。

※料金・機能は改定されることがあります。契約前に必ずElevenLabsの公式料金ページで最新情報をご確認ください。

ElevenLabs 料金プラン比較表(2026年8月時点)

プラン 月払い 年払い(月あたり) 月のクレジット 日本語で何分 主な対象
Free 0ドル 10,000 約33分 音質を試したい人
Starter 6ドル 5ドル 30,000 約100分 仕事で使う最低ライン
Creator 22ドル 18.33ドル 121,000 約403分 継続して作る人
Pro 99ドル 82.50ドル 600,000 約2,000分 量を作る人
Scale 299ドル 249.17ドル 1,800,000 約6,000分 3人までのチーム
Business 990ドル 825ドル 6,000,000 約20,000分 10人までのチーム
Enterprise 要問い合わせ カスタム 法人

出典:ElevenLabs Pricing

分数は日本語ナレーションの標準とされる1分=300文字で本記事が換算した数値です。各社が公表している数値ではありません。実際の分数は原稿の内容や読み上げ速度で前後します。

Creatorは初月だけ50%オフの11ドルです。この割引は初月のみで、2か月目から22ドルに戻ります。

表示価格はすべて税別です。 公式料金ページには「Prices exclude all taxes, levies and duties.(表示価格に税・賦課金・関税は含まれません)」と明記されています。日本から契約する場合、請求額には消費税が上乗せされます。

さらにドル建てです。 月22ドルという表示額が変わらなくても、円での支出は毎月の為替で上下します。仮に1ドル150円とすると、Creatorは月3,300円(税別)です。

年払いは「2か月無料」=16.7%引き

公式FAQは年払いについてこう説明しています。

Annual billing works out to two months free — you pay for 10 months (annual price = monthly price × 10).

(年払いは2か月ぶんが無料になります。10か月ぶんを支払う形です=年額は月額×10)

つまり割引率は20%ではなく、約16.7%(6分の1)です。年払いを選んでも1年ぶん払うことに変わりはなく、浮くのは2か月ぶんだけ、という理解が正確です。

プラン 月払いを1年続けた場合 年払いの年額 差額
Starter 72ドル 60ドル 12ドル
Creator 264ドル 220ドル 44ドル
Pro 1,188ドル 990ドル 198ドル
Scale 3,588ドル 2,990ドル 598ドル
Business 11,880ドル 9,900ドル 1,980ドル

Creatorで年44ドル、1ドル150円なら約6,600円です。金額としては大きくありませんが、日本語ナレーション403分ぶんを毎月使い切る前提なら回収できます。

ただし年払いは1年ぶんを先に払う契約です。AI音声の分野はサービスの入れ替わりが特に激しく、1年後に同じサービスがあるとは限りません。 実際、日本語AI音声として広く紹介されていた「にじボイス」は2026年2月4日に終了しています。まず月払いで数か月使い、続けると確信してから年払いに切り替えるほうが、この分野では安全です。

料金の本体は「クレジット」|1文字=1クレジット

ここがElevenLabsの料金を理解するうえで最も重要な部分です。

公式FAQには、文字とクレジットの関係がこう書かれています。

For V2 Multilingual models, 1 text character equals 1 credit. For V2 Flash/Turbo English and V2.5 Flash/Turbo Multilingual models, discounted pricing applies for API usage, costing between 0.5 and 1 credit per character.

(V2 Multilingualモデルでは1文字=1クレジット。V2 Flash/Turbo英語モデルとV2.5 Flash/Turbo Multilingualモデルでは、API利用時に割引価格が適用され、1文字あたり0.5〜1クレジットになります)

つまり標準の高品質モデルなら1文字=1クレジット。低遅延のFlash/TurboモデルをAPIから呼び出す場合は、半分の0.5クレジットで済みます。ブラウザの編集画面から使うぶんには、この割引は効きません。

日本語は文字課金で3倍得をする

ElevenLabsの公式料金ページは、Freeプランの10,000クレジットを「~10 minutes(約10分)」と表示しています。これは1分あたり約1,000文字、つまり英語基準の数字です。公式のツールチップにも「One minute of audio costs approximately 1000 characters.」と書かれています。

同じ10,000文字を日本語で読み上げると、300文字/分の換算で約33分になります。

同じ料金・同じクレジット数で、日本語のほうが約3倍長くしゃべれるという計算です。文字数で課金するサービスを日本語で使うと、構造的に有利になります。逆に「時間・秒数」で課金するサービスでは、この差は一切効きません。

この構造はAI音声生成おすすめ8選で8社を横並びにして検証しています。

1リクエストで送れる文字数には上限がある

クレジットが足りていても、1回の生成で送れる文字数にはモデルごとの上限があります。

モデル 1リクエストの上限
Eleven v3 5,000文字
Eleven Multilingual v2 10,000文字
Eleven Flash v2.5 40,000文字

出典:Text to Speech | ElevenLabs Docs

日本語300文字/分で換算すると、Eleven v3で約16分、Multilingual v2で約33分ぶんです。長編のオーディオブックを作る場合は、原稿を分割して投げることになります。

なお公式FAQによれば、1回の生成リクエストで使えるクレジット数にも上限があり、その上限は無料プランと有料プランで異なります。

同じクレジットが、用途によって45倍変わる

ElevenLabsはText to Speechだけのサービスではありません。すべての製品が1つのクレジット残高を取り合います。

公式FAQの表現がそのままです。

All products draw from one shared monthly credit pool, so the same credits can be spent on any of them and using one leaves fewer for the others.

(すべての製品が1つの月間クレジット残高から引かれます。同じクレジットをどの製品にも使える一方、1つを使えば他に回せる分が減ります)

そして製品ごとの消費量は、桁が違います。

製品 消費クレジット
Text to Speech(Multilingual v2/v3) 1/文字
Text to Speech(Flash/Turbo・API) 0.5/文字
音声認識 Speech to Text 330/分
効果音 Sound Effects 200/回(長さ指定時は40/秒・最長22秒)
音楽生成 Eleven Music 900/分
Voice Changer(声の変換) 1,000/分
Voice Isolator(ノイズ除去) 1,000/分
画像生成 250〜2,650/枚
動画生成 234〜5,000/秒
リップシンク 67/秒〜
自動吹き替え v1(透かしあり・動画のみ) 2,000/分
自動吹き替え v1(透かしなし) 3,000/分
自動吹き替え v2 13,500/分(無料プランは22,000/分)
Dubbing Studio(透かしあり) 5,000/分
Dubbing Studio(透かしなし) 10,000/分

出典:ElevenLabs Pricing(FAQおよび各項目のツールチップ)

この表の上と下を見比べてください。 Creatorプランの121,000クレジットを用途別に割り算すると、こうなります。

用途 Creator(121,000クレジット)でできる量
日本語ナレーション 約403分
英語ナレーション 約121分
音声の文字起こし 約366分
効果音 約605回
音楽生成 約134分
声の変換・ノイズ除去 各約121分
Dubbing Studio(透かしなし) 約12分
自動吹き替え v2 約9分

日本語ナレーションの403分と、自動吹き替えの9分。同じ金額で、約45倍の差があります。

「月22ドルでAI音声が使い放題」という理解で契約すると、吹き替えを主目的にしていた場合に9分で止まります。契約前に確認すべきは月額ではなく、「自分が使う機能は1分あたり何クレジットか」です。

無料プランでは、吹き替えが1分もできない

もう1つ、割り算すると分かる事実があります。

無料プランのクレジットは月10,000です。そして自動吹き替えv2は、無料プランだけ22,000クレジット/分(有料プランは13,500)と公式に明記されています。

つまり無料プランの1か月ぶんのクレジットを全部つぎ込んでも、吹き替えは27秒ぶんしか作れません。 1分にすら届きません。

無料プランで吹き替えを試したい場合、翌月まで待って2か月ぶんを貯める必要があります(ただし後述のとおり、無料プランに繰り越しはありません)。事実上、吹き替え機能は無料では評価できないと考えたほうが正確です。

音声認識には「割増」がある

Speech to Text(音声認識)には、2つのオプションが用意されていて、いずれも料金が上乗せされます。

  • Entity detection(固有情報の検出):クレジットカード番号・氏名・病名などを検出してタイムスタンプを付ける機能。基本の文字起こし料金に30%の割増
  • Keyterm prompting(キーターム指定):最大100個の単語や文を指定して認識精度を上げる機能。20%の割増(Scribe v2でのみ利用可)

330クレジット/分に対して、両方を使えば1.5倍の495クレジット/分になる計算です。議事録用途で見積もる場合は、この割増を入れて計算してください。

クレジット単価は「Pro」で頭打ちになる

プランを上げるほど1クレジットあたりの単価は下がります。ただし、下がりきるのはProまでです。

プラン 月額 クレジット 1ドルあたり 1,000クレジットの単価
Starter 6ドル 30,000 5,000 0.200ドル
Creator 22ドル 121,000 5,500 0.182ドル
Pro 99ドル 600,000 6,061 0.165ドル
Scale 299ドル 1,800,000 6,020 0.166ドル
Business 990ドル 6,000,000 6,061 0.165ドル

ScaleはProよりわずかに単価が高くなります。 1ドルあたり6,061クレジットのProに対し、Scaleは6,020クレジットです。

この数値は公式の「Extra minutes(追加1分あたりの単価)」の表示とも一致します。公式表示はFreeが約0.36ドル、Starterが約0.20ドル、Creatorが約0.18ドル、Pro以上が約0.17ドルです。

つまり、Proより上のプランで買っているのはクレジットの安さではありません。

  • Scale(299ドル)で増えるもの:ワークスペース3席、チーム共同編集、Professional Voice Clone 3体
  • Business(990ドル)で増えるもの:ワークスペース10席、Professional Voice Clone 10体、低遅延TTSが1分5セントから

1人で使うなら、Proより上に上げる金額的な理由はありません。 必要なのがクレジット量だけなら、Proに追加クレジットを買い足すほうが安く済みます。上位プランは「席」と「声の枠」を買うためのものです。

各プランの中身

Free(0ドル)|商用利用ができないので「料金の話の外」

無料プランで使えるのは、Text to Speech・Speech to Text・効果音・Voice Design・音楽生成・Productions・画像生成、そしてStudioのプロジェクト3件までです。月10,000クレジット(日本語で約33分)が毎月配られます。

ただし、無料プランは商用利用ができません。 公式ヘルプに明記されています。

The free plan does not include a commercial license and cannot be used for any commercial purpose.

(無料プランに商用ライセンスは含まれず、いかなる商用目的にも使用できません)

さらに厳しい条件が続きます。

Content created outside of a paid subscription (before or after) cannot be used commercially.

(有料プラン契約の外で作成したコンテンツは、契約の前後を問わず商用利用できません)

出典:Can I use ElevenLabs commercially? – ElevenLabs

「無料のうちに音声を作りためて、あとから課金する」という使い方は認められていません。 仕事で使う原稿は、最初から有料プランで作る必要があります。

非商用で公開する場合も、動画やコンテンツのタイトルに「elevenlabs.io」または「11.ai」の表記が求められます。

無料プランの位置づけは「音質を確かめるための試聴枠」です。無料枠だけで運用する前提なら、無料で使えるAI音声読み上げ8選で商用可のサービスを比較しています。

Starter(月6ドル/年払い5ドル)|仕事で使う最低ライン

有料の入口です。月30,000クレジット(日本語で約100分)。

Starterで解禁されるものは、クレジット量よりも重要です。

  • 商用ライセンス(無料プランにはありません)
  • Instant Voice Cloning(1〜2分の音声から声を複製する機能)
  • Studioのプロジェクトが20件(無料は3件)
  • 音楽の商用利用
  • Dubbing Studio
  • 画像に加えて動画生成

月6ドル、1ドル150円で約900円(税別)です。 この記事で扱う全プランの中で、費用対効果の落差がいちばん大きいのがここです。0ドルから6ドルに上げるだけで、作ったものを仕事に使えるようになります。

日本語100分は、10分の動画なら月10本ぶんです。個人でYouTube用のナレーションを作るペースなら足ります。

Creator(月22ドル/年払い18.33ドル)|Professional Voice Cloningが付く

月121,000クレジット(日本語で約403分)。Starterの約4倍です。初月は50%オフの11ドルで試せます。

Creatorで追加される機能は次のとおりです。

  • Professional Voice Cloning(本人と区別がつかない精度の声の複製)を1体
  • Additional Credits(月のクレジットを使い切ったあとの追加購入・後述)
  • 192kbpsの高音質

Professional Voice Cloningは、Instant Voice Cloningとは必要な音声の量が違います。公式ドキュメントによれば、Instant Voice Cloningは1〜2分のクリアな音声で作れるのに対し、Professional Voice Cloningは30〜180分の良質な音声(最低30分)が必要です。ノイズや残響がなく、話者が1人、音量が-23dB〜-18dB RMSで揃っていることが条件とされています。

自分の声で長時間のコンテンツを作る人が対象です。逆に、ライブラリの既存ボイスで足りるならStarterのままで動きます。

Pro(月99ドル/年払い82.50ドル)|クレジット単価が最も安くなる

月600,000クレジット(日本語で約2,000分=約33時間)。

Proで追加される機能は、44.1kHz PCM音声のAPI出力と、Studio・API経由の192kbps出力です。機能面の追加はこの2点だけで、Proの価値はクレジット単価にあります

前述のとおり、1ドルあたり6,061クレジットは全プランで最安です。個人・1人法人でElevenLabsを主力に据えるなら、実質的な上限がここになります。

Scale(月299ドル)/Business(月990ドル)|買っているのは席と声の枠

Scaleは月1,800,000クレジット(日本語で約6,000分=100時間)、Businessは月6,000,000クレジット(約20,000分=約333時間)。

Scale Business
ワークスペース席数 3 10
Professional Voice Clone 3体 10体
チーム共同編集
低遅延TTS 1分5セントから

Professional Voice Cloneの枠は、公式ドキュメントで次のように定められています。FreeとStarterには枠がありません。

プラン Professional Voice Cloneの枠
Free・Starter なし
Creator・Pro 各1体
Scale 3体
Business 10体
Enterprise 個別設定

🔴 ただしProfessional Voice Cloneは、最新のEleven v3では使えません。 公式ドキュメントは「All Professional Voice Clones (PVCs) will automatically train on the Flash v2.5, Turbo v2.5 and Multilingual v2 models.」と書いており、v3はこの一覧に入っていません。つまり「自分の声で、感情を入れたナレーション」は現時点では作れません。詳しくはElevenLabsの使い方で解説しています。

繰り返しになりますが、クレジット単価はProとほぼ同じです。 1人で使っている限り、この2プランに上げる金銭的な理由はありません。複数人で1つのワークスペースを共有する必要が出たときが切り替えのタイミングです。

Enterprise|法人向け

料金は非公開で問い合わせ制です。DPA/SLAに関するカスタム条項、HIPAA対応のBAA、カスタムSSO、席数と声の枠の拡張、同時実行数の引き上げ、Productionsによるフルマネージドの吹き替え、大量利用時の値引き、優先サポートが含まれます。

なお、スタートアップ向けには別枠でStartup Grants Programがあり、12か月無料・3,300万文字ぶんが提供されています。

クレジットが足りなくなったら|似た名前の2つの制度がある

ここは公式サイト内でも表記が紛らわしいので、分けて説明します。

Pay As You Go(PAYG)|前払いで買い足す。現行の方式

現在の追加クレジットはこちらです。 公式ドキュメントの条件は次のとおりです。

  • 最低購入額は5ドル(現地通貨で決済されます)
  • 購入したクレジットは12か月で失効します(「PAYG credits expire 12 months after purchase.」)
  • 無料プランを含むすべてのセルフサーブプランで利用できます(Free・Starter・Creator・Pro・Scale・Business)
  • 購入は開発者設定の「Top Up」から。自動チャージ(Auto Top Up)も設定可能
  • 月のクレジットが先に消費され、使い切ったあとにPAYG残高から引かれます
  • 前払いなので、超過請求は発生しません
  • API経由のほうがUI経由より単価が安く設定されています

出典:Pay As You Go | ElevenLabs Documentation

「Additional Credits」(usage based billing)|後払い。新規は受付終了

一方、料金ページのCreatorプラン欄には「Additional Credits」という項目が並んでいます。これは上のPAYGとは別の、後払いの超過課金制度です。

公式ドキュメントは、この制度についてこう説明しています。

Usage based billing is a legacy feature and is not available on new self-serve subscriptions.

(使用量ベース課金はレガシー機能で、新規のセルフサーブ契約では利用できません)

Pay As You Go is our replacement for usage based billing.

(Pay As You Goが使用量ベース課金の後継です)

仕組みとしては、超過1,000クレジットごとに固定単価で課金され、請求は請求サイクルの末か、未払残高が月額の2倍を超えた時点で発生します。ただし利用できるのはEnterpriseと、旧Creator・Pro・Scale・Businessの既存契約者だけです。

これから契約する人が使えるのはPAYGのほうです。 料金ページの「Additional Credits」という表記だけを見て「Creator以上でないと買い足せない」と判断すると誤ります。実際には、無料プランでも5ドルから買い足せます。

繰り越しとリセットのルール

月のクレジットの扱いは、プランの状態によって変わります。公式FAQの説明が最も正確です。

Unused credits roll over for up to two months — up to 2× your monthly quota — so your balance can reach at most 3× your monthly quota

(未使用クレジットは最大2か月ぶん繰り越されます。月間割当の2倍までです。したがって残高は最大で月間割当の3倍に達し得ます)

整理すると次のとおりです。

月のクレジット PAYGで買ったクレジット
Free 繰り越し不可 購入から12か月で失効
有料プラン(継続中) 最大2か月ぶん繰り越し(残高上限は月間割当の3倍) 購入から12か月で失効
ダウングレード・解約時 未使用分は請求サイクル末に消滅
アップグレード時 未使用分は次サイクルへ繰り越し

3点、注意が必要です。

  1. 繰り越しは無料プランには適用されません。 無料の10,000クレジットは毎月リセットされます
  2. 解約・ダウングレードすると、貯めた繰り越し分は消えます。 「一度Proにして貯めてからStarterに落とす」という節約はできません
  3. PAYGで買ったクレジットは、この繰り越し上限(3倍)の対象外です。 公式は「Pay-as-you-go top-up credits are separate and are not subject to this rollover cap.」と明記しています

なお、生成そのものについての規定もあります。課金されるのはダウンロード時ではなく生成リクエスト時で、出力に満足できなかった場合、原稿と一部の設定を変えなければ限定的な回数の再生成が無料になります。無料かどうかは生成前に画面に表示されます。

他社と比べて高いですか?

編集画面から原稿を貼って使える主要サービスと並べると、次のようになります。分数はいずれも日本語300文字/分での本記事の換算です。

サービス 課金単位 有料の入口 月に何分 1分あたり(1ドル150円換算)
音読さん 文字 1,078円(税込) 約666分 約1.6円
ElevenLabs(Starter) 文字 6ドル 約100分 約9円
ElevenLabs(Creator・年払い) 文字 18.33ドル 約403分 約6.8円
Speechify Studio 年100ドル 約120分 約10円
CoeFont 文字 3,300円(6か月限定) 約266分 約16.5円
Murf 時間 年228ドル 約120分 約24円
VOICEVOX 0円 無制限 0円

日本語の単価だけで見れば、ElevenLabsは中位です。 日本語専用の音読さんの約5倍かかります。

それでもElevenLabsを選ぶ理由は、単価の安さではありません。

  • 声の表現力とクローンの精度が、この価格帯では抜けています。Professional Voice Cloningを提供しているサービス自体が多くありません
  • 多言語に1つのクレジットで対応できるため、日本語と英語の両方を出す場合に別サービスを契約する必要がありません
  • 文字起こし・音楽・効果音・吹き替えまで同じ残高で扱えるため、音声まわりを1か所に集約できます

逆に、「日本語のナレーションを安く大量に作りたい」だけが目的なら、他社のほうが向いています。 8社を横並びにした比較はAI音声生成おすすめ8選で扱っています。

料金の考え方そのものは、AI動画生成のRunwayとよく似ています(クレジット制・モデル別単価・繰り越しの可否)。仕組みの比較はRunwayの料金プラン全比較もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 無料プランだけで使い続けられますか?

音質の確認としては使えますが、作った音声を仕事に使うことはできません。公式が「無料プランに商用ライセンスは含まれない」と明記しており、さらに「有料契約の外で作成したコンテンツは、契約の前後を問わず商用利用できない」とも書かれています。無料のうちに作りためてから課金する、という回避策は認められていません。

Q. どのプランがおすすめですか?

仕事で使うならStarter(月6ドル)が最低ラインです。商用ライセンスとInstant Voice Cloningがここで解禁されるためです。継続的に作るなら年払いのCreator(月18.33ドル)、量が必要ならPro(月99ドル)へ、という順番になります。1人で使う限り、Proより上に上げる金額的な理由はありません。

Q. 年払いと月払い、どちらを選ぶべきですか?

年払いは「2か月無料」=約16.7%引きで、Creatorなら年44ドル安くなります。ただしAI音声はサービスの終了が実際に起きている分野です(にじボイスは2026年2月4日に終了)。まず月払いで数か月使い、続けると判断してから年払いに切り替えるほうが安全です。Creatorは初月50%オフの11ドルで試せます。

Q. クレジットが余ったら翌月に持ち越せますか?

有料プランなら最大2か月ぶん繰り越せます。残高の上限は月間割当の3倍です。ただし無料プランは繰り越せません。また、解約やダウングレードをすると未使用分は請求サイクルの末に消えます。

Q. クレジットを使い切ったらどうなりますか?

Pay As You Goで買い足せます。最低5ドルからで、無料プランを含む全プランで利用できます。買ったクレジットは購入から12か月で失効します。月のクレジットが先に消費され、使い切ってから追加分が減る仕組みです。前払いなので、想定外の超過請求は発生しません。

Q. ナレーション1分あたりいくらですか?

日本語300文字/分の換算で、Starter(月6ドル・30,000クレジット)なら約0.06ドル、1ドル150円で約9円です。年払いのCreatorなら約6.8円まで下がります。ただしこれはText to Speechの場合です。 吹き替えは1分13,500クレジットなので、同じ計算で1分あたり約2.5ドル(約370円)になります。用途で単価がまったく変わる点に注意してください。

Q. 請求額は毎月同じですか?

同じにはなりません。理由は2つあります。表示価格が税別であること(公式に「Prices exclude all taxes, levies and duties.」と明記)と、ドル建てであることです。円での請求額は為替で毎月上下します。円建てで固定したい場合は、音読さんやCoeFontなど国内サービスが選択肢になります。AIサービスでも円建てのものはあり、たとえばNotionのプラン料金は円建てです(Notion AIの料金プラン全比較)。

Q. 日本語のUIはありますか?

日本語UIは提供されていません。ただし読み上げ自体は日本語に対応しており、無料プランで約33分ぶん試せます。実際の原稿を読ませて音質を確認してから契約するのが確実です。

まとめ

2026年8月16日時点で、ElevenLabsの公式料金ページと公式ドキュメントを確認した結論です。

  • プランは無料・Starter(6ドル)・Creator(22ドル)・Pro(99ドル)・Scale(299ドル)・Business(990ドル)・Enterpriseの7つ。 年払いは「2か月無料」で約16.7%引きです
  • 仕事で使う最低ラインはStarter。 商用ライセンスとInstant Voice Cloningがここで解禁されます。0ドルから6ドルの落差がいちばん大きい部分です
  • 無料プランは商用利用が一切できません。 しかも「有料契約の前後を問わず、契約外で作ったものは商用利用できない」と公式が明記しています。作りためてから課金する回避策は使えません
  • 料金の本体はクレジット。1文字=1クレジットで、日本語は英語の約3倍長くしゃべれます
  • 同じクレジットが用途で45倍変わります。 Creatorの121,000クレジットは、日本語ナレーションなら403分、自動吹き替えなら9分です
  • 無料プランでは吹き替えが1分もできません。 無料だけ22,000クレジット/分に設定されており、月10,000クレジットでは27秒ぶんです
  • クレジット単価はProで頭打ちです。 ScaleとBusinessで買っているのはクレジットではなく、ワークスペースの席とProfessional Voice Cloneの枠です
  • 追加クレジットは「PAYG」が現行方式。 最低5ドル、12か月で失効、無料プランでも購入できます。料金ページの「Additional Credits」は新規受付を終了したレガシー制度で、別物です
  • 表示価格は税別・ドル建てです。 円での請求額は毎月変動します

料金は改定されることがあります。契約前にはElevenLabs公式の料金ページで最新の金額をご確認ください。

無料で使える選択肢は無料で使えるAI音声読み上げ8選、他社を含めた全体像はAI音声生成おすすめ8選、AIツール全般の選び方はAIツールおすすめ7選で整理しています。AI生成物の権利関係についてはAI画像生成の商用利用は可能?主要5サービスの規約を実際に確認したもあわせてご覧ください。

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