【2026年】AI音楽生成の商用利用はどこまで?|Udioはダウンロードが無効化されていた

【2026年】AI音楽生成の商用利用はどこまで?|Udioはダウンロードが無効化されていた AIサービス

※本記事にはプロモーションが含まれる場合があります。

AI音楽生成を比較するとき、多くの記事は「どれがいい曲を作るか」を書きます。でも実務で先に効くのは、作った曲を持ち出せるか、使っていいかのほうです。

2026年9月1日時点で各社の公式ページとヘルプを確認したところ、料金ページには書かれていない制約が3つ見つかりました。

  • 🔴 Udioは音声・動画・stemsのダウンロードが無効化されています(Universal Music Groupとの提携に伴う変更)。作れますが、ファイルとして持ち出せません
  • 🔴 Sunoの無料プランで作った曲は、あとから有料プランに入っても商用利用できません。公式ヘルプに「遡及的な商用ライセンスは付与されない」と明記されています
  • 🔴 ElevenLabs Musicは有料プランでも、映画・TV・Studio Gamesへの利用は対象外です。全用途が使えるのはEnterpriseだけです

「まず無料で試して、良かったら課金する」という順番が、この分野では通用しません。

先に結論を書きます。

  • 動画やポッドキャストにBGMとして載せたいSuno(有料契約中に作った曲は所有権が移り、解約後も商用利用できる)
  • すでにElevenLabsを使っているElevenLabs Music(追加契約なしで同じクレジットから使える。ただし映画・TVは除外)
  • とりあえず作って遊びたいUdio(無料の生成体験は充実。ただしダウンロードできないので作品を持ち出せない)
  • 🔴 無料で本番用の曲を作らないでください。 3社とも、無料で作った曲は商用に使えません

この記事の調べ方

各社の公式料金ページと公式ヘルプセンターだけを2026年9月1日に直接読んでいます。実際に曲を生成した体験談は書いていません。

確認先 取得できたか
Suno 公式ヘルプ(Rights & Ownership) ✅ 無料/有料の権利、遡及の可否
Udio 公式料金ページ ✅ 3プランの金額・クレジット・生成上限
Udio 公式ヘルプ(UMG提携に伴う変更) ダウンロード無効化とクレジット増加
ElevenLabs 公式ドキュメント ✅ 分あたりクレジット、商用利用の範囲
Udio 公式料金ページの「商用利用」欄 🔴 存在しない(後述)

🔴 Udioの料金ページには、商用利用の項目もダウンロードの項目もありません。 プラン比較表を最後まで見ても出てきません。ダウンロードが無効化されている事実は、ヘルプセンターを開かないと分かりません

3サービス比較表(2026年9月1日時点)

Suno Udio ElevenLabs Music
無料プラン 50クレジット/日(毎日リセット)=短い曲を1日10曲まで 10クレジット/日+月100クレジット(繰越なし)=フル尺は1日3曲まで 10,000クレジット/月=約11分
無料で商用利用 不可。所有権はSunoが保持 ❌(そもそもダウンロード不可) 不可・表記が必要
有料の入口 Pro 月10ドル〜 Standard 月10ドル(年払い月8ドル・年96ドル) Starter 月6ドル=約33分
上位プラン Premier=月10,000クレジット(最大2,000曲)+Suno Studio Pro 月30ドル(年払い月24ドル・年288ドル)=月6,000クレジット Creator 月22ドル=約134分/Pro 月99ドル=約667分
ダウンロード ✅ 可 🔴 無効化(音声・動画・stems) ✅ 可
有料での商用利用 契約中に作った曲は所有権が移り、解約後も商用可 「出力はあなたのもの」だが持ち出せない ✅ 可。ただし映画・TV・Studio Gamesは対象外(Enterpriseのみ全用途)
無料分の遡及 🔴 遡及しない(公式明記) 🔴 遡及しない
クレジット繰越 ❌ 日・月とも繰越なし ❌ 繰越なし(購入分は無期限) 繰越あり(上位プラン)

表のいちばん下から3行目が、この記事の要点です。

🔴 Udio:作れるが、持ち出せない

2026年9月時点で、Udioで作った曲はダウンロードできません。

Udioの公式ヘルプセンターに、Universal Music Group(UMG)との提携に伴う変更として “downloading of audio, video, and stems has been disabled” と明記されています。提携の締結は2025年10月29日、この案内は2026年2月17日付です。

同時に、クレジットは増えています

ダウンロードが無効化された一方で、提携に伴って使える量は増えました

変更 内容
全サブスクライバー 1,000クレジットを一度だけ付与
Standard 月間上限 1,200 → 2,400クレジット
Pro 月間上限 4,800 → 6,000クレジット
Pro 同時生成セット数 4 → 5

「たくさん作れるようになったが、持ち出せなくなった」というのが正確な理解です。

これが意味すること

動画のBGM、ポッドキャストのジングル、ゲームの音楽——ファイルを他の場所に持っていく用途では、現状のUdioは使えません。

逆に、Udioの中で作って共有するところまでで完結するなら、無料プランの生成体験は充実しています。1日3曲のフル尺(2分10秒)を無料で作れて、同時に4曲まで生成できます。

料金ページだけを見て契約すると、この制約に気づきません。 ダウンロードの可否は、プラン比較表のどこにも項目がありません。

🔴 Suno:無料で作った曲は、あとから買い直せない

Sunoは権利関係を公式ヘルプで明確に書いています。その分、無料プランの制約もはっきりしています。

無料プランの立場

  • 50クレジットが毎日リセットされ、短い曲を1日10曲まで作れます
  • ただし作った曲は個人的・非商用の用途のみです
  • そして所有権はSunoが保持します。利用者は非商用の範囲で使う許可を得ている状態です

有料プランの立場

  • Pro(月10ドル〜)またはPremierを契約している間に作った曲は、利用者が所有します
  • 商用利用のライセンスが付与され、収益化できます
  • 解約しても、その曲の商用利用の権利は残ります

🔴 ここが最も重要です

無料プランのときに作った曲は、あとから有料プランに入っても商用利用できません。

Sunoの公式ヘルプにこう書かれています。

Pro または Premier プランへの加入は、既定では、無料プランで作った曲に対する遡及的な商用利用ライセンスを与えません。

限定的な状況で遡及ライセンスが提供されることはあるものの、保証はされていないとも明記されています。

つまり「無料でいい曲ができたから課金して使おう」は成立しません。 商用で使う可能性があるなら、最初から有料で作る必要があります。

これは音声生成でも同じ構造です。ElevenLabsも無料プランで生成した音声は表記が必須で商用不可、あとから課金しても遡及しません(ElevenLabsの料金プラン全比較で扱っています)。

Premierの規模

Premierは月10,000クレジットで最大2,000曲、ブラウザで動くDAW「Suno Studio」が付きます。1曲あたり5クレジットの計算です。

クレジットは日繰越も月繰越もされません。使わなかった分は消えます。

ElevenLabs Music:分で数える

ElevenLabsは音声と同じクレジット体系の中に音楽生成が入っています。別契約は不要です。

1分=900クレジット

プラン 月額 月のクレジット 音楽の目安
Free 0ドル 10,000 約11分
Starter 6ドル 30,000 約33分
Creator 22ドル 121,000 約134分
Pro 99ドル 600,000 約667分
Scale 299ドル 1,800,000 約2,000分

すでにElevenLabsで音声を作っている場合、同じクレジットから音楽も作れます。 追加の月額は発生しません。ただし音声で使った分だけ音楽の枠は減ります。ここはトレードオフです。

🔴 有料でも「全部OK」ではありません

ElevenLabsは「Eleven Musicはほぼすべての商用用途に対応している」と説明していますが、条件があります。

プラン 商用利用の範囲
セルフサーブ(Starter〜Scale) オンライン・オフラインの商用利用は可。ただし映画・TV・Studio Gamesは除外
Enterprise すべての商用利用が可能

YouTube・ポッドキャスト・SNS動画・広告なら問題ありません。 映像作品やゲームのタイトルに使う予定があるなら、契約前に確認が必要です。

すでにElevenLabsを使っているなら、追加費用なしで試せます
ElevenLabs Musicは音声と同じクレジットから利用でき、1分あたり900クレジットです。Starter(月6ドル)で約33分、Creator(月22ドル)で約134分が目安になります。有料プランには商用ライセンスが含まれます(セルフサーブでは映画・TV・Studio Gamesを除く)。音声の読み上げとBGMを1つの契約でまかないたい場合は、ここが最も無駄がありません。
👉 ElevenLabsの料金プランを見る

音声側の機能とプランの詳細はElevenLabsの料金プラン全比較ElevenLabsの使い方にまとめています。

同じ月10ドルで、買えるものが違う

3サービスの入口プランは、ほぼ同じ価格帯に並んでいます。中身はまったく違います。

Suno Pro Udio Standard ElevenLabs Starter
月額 10ドル〜 10ドル(年払い月8ドル) 6ドル
作れる量 Premierは月2,000曲(Proの枠は公式に非掲載) 月2,400クレジット 約33分(900クレジット/分)
ダウンロード できる 🔴 できない ✅ できる
商用利用 ✅ 可 持ち出せないため実質不可 ✅ 可(映画・TV・Studio Games除く)
解約後 契約中に作った曲の商用権利は残る ✅ 契約中の生成分は永続ライセンス
音声生成も使えるか ❌ 音楽専用 ❌ 音楽専用 同じクレジットで音声も

同じ10ドルでも、片方はファイルとして持ち出せて、片方は持ち出せません。 これが今のAI音楽生成でいちばん大きな差です。

ElevenLabsが安く見える理由と、その裏側

表だけ見るとElevenLabs Starterの6ドルが最安ですが、約33分は音楽だけに使った場合の数字です。

同じクレジットで音声読み上げも動きます。音声を作れば、その分だけ音楽の枠は減ります。1つの契約で両方まかなえるのが利点であると同時に、両方を本格的に使うなら枠は足りません。

  • 音楽だけを大量に作る → Suno(曲数で数える設計)
  • 音声が主で、BGMを少し足したい → ElevenLabs(1契約で完結)

音声側で月に何分しゃべらせられるかはAI音声生成おすすめ8選で8社を比較しています。

用途別の選び方

動画・ポッドキャストのBGMを作りたい

Suno(Pro 月10ドル〜)。ダウンロードでき、契約中に作った曲は解約後も商用利用できます。曲数で考えるならPremierの月2,000曲が最大規模です。

すでにElevenLabsで音声を作っている

ElevenLabs Music。追加契約が不要で、クレジットを共有します。ただし映画・TVに使う予定があるなら対象外です。

まず触ってみたいだけ

Udioの無料プラン。1日3曲のフル尺を作れます。ただしダウンロードできないので、作った曲を外に持ち出す前提では選べません。

費用をゼロに抑えたい

→ 🔴 この用途では成立しません。 3サービスとも、無料で作った曲の商用利用を認めていません。無料枠は「音や品質を確かめる」ためのものと考えてください。

無料でどこまでできるかの全体像は生成AIの無料はどこまで使える?で5分野31サービスを実査しています。

契約する前に確認する5つ

  1. ダウンロードできるか。 Udioのように、作れても持ち出せない場合があります。料金ページに項目がないことがあるので、ヘルプセンターを見てください
  2. 無料で作った分の扱い。 3社とも遡及しません。本番用は最初から有料で作ります
  3. 解約後も使えるか。 Sunoは契約中に作った曲の商用権利が残ります。ここは各社で違います
  4. 商用利用の除外範囲。 ElevenLabsのセルフサーブは映画・TV・Studio Gamesが除外です
  5. クレジットの繰越。 SunoもUdioも繰越なしです。使い切る前提で月額を選びます

著作権について

AIが作った曲の著作権は、ツールの利用規約とは別の問題です。

各社の規約が定めているのは「そのサービスの出力をあなたが使ってよいか」であって、日本の著作権法上どう扱われるかを決めているわけではありません。Udioが「出力はあなたのもの」と書いていても、それはあなたが権利を持たない他者の著作物を含んでいないことが前提です。

AI生成物の著作権について、文化庁の資料を実際に読んで整理したものがAIイラストの著作権はどうなる?にあります。境界は「作る」ではなく「出す」段階にある、という整理です。音楽でも考え方は同じです。

規約・プラン・用途の3層で判断する方法は生成AIの商用利用はどこまでOK?にまとめています。

よくある質問

Q1. 無料で作った曲をYouTubeの収益化動画に使えますか?

使えません。 Sunoの無料プランは非商用限定で所有権もSuno側にあります。ElevenLabsの無料生成分も商用不可です。Udioはそもそもダウンロードできません。

Q2. あとから課金すれば、無料で作った曲も使えるようになりますか?

なりません。 Sunoの公式ヘルプに「既定では遡及的な商用ライセンスを与えない」と明記されています。商用で使う可能性があるなら、最初から有料プランで作ってください

Q3. Udioでダウンロードできないのは一時的ですか?

2026年9月1日時点では無効化されたままです。 Universal Music Groupとの提携(2025年10月29日締結)に伴う変更として、公式ヘルプに記載されています。復活の時期は公表されていません。

Q4. 解約したら、作った曲は使えなくなりますか?

Sunoは使えます。 契約中に作った曲の商用利用の権利は、解約後も残ると明記されています。ElevenLabsも契約中に生成したコンテンツについて永続的な商用ライセンスを認めています。

Q5. 月額いくらから始めるべきですか?

ElevenLabsのStarter(月6ドル)が最も安い入口ですが、音楽だけなら約33分です。音楽を主目的にするならSuno Pro(月10ドル〜)かUdio Standard(月10ドル・年払いなら月8ドル)が候補になります。

Q6. クレジットは翌月に持ち越せますか?

SunoもUdioも繰り越せません。 Udioは購入した追加クレジットのみ無期限です(100クレジット3ドル/1,000クレジット25ドル)。

Q7. 商用利用に制限があるのはどのプランですか?

ElevenLabsのセルフサーブ(Starter〜Scale)は、映画・TV・Studio Gamesが対象外です。すべての商用利用ができるのはEnterpriseのみです。YouTube・ポッドキャスト・SNS・広告であればセルフサーブで問題ありません。

Q8. 無料プランはどれがいちばん多く作れますか?

曲数ではSunoです(短い曲を1日10曲)。フル尺ではUdio(2分10秒を1日3曲)。ElevenLabsは月約11分です。ただし3社とも無料分は商用に使えないので、量よりも「音の傾向が自分の用途に合うか」を確かめる目的で使ってください。

Q9. 音楽と音声を両方使いたい場合は?

ElevenLabsなら1契約で両方できます(同じクレジットを共有)。SunoとUdioは音楽専用なので、音声が必要なら別途契約が要ります。ただしElevenLabsのクレジットは音声で使えばその分だけ音楽の枠が減るため、両方を本格的に使うなら上位プランが必要になります。

まとめ

2026年9月1日時点の公式情報で、AI音楽生成3サービスを「持ち出せるか・使っていいか」で比較しました。

  • 🔴 Udioは音声・動画・stemsのダウンロードが無効化(UMG提携/2025年10月29日締結)。作れるが持ち出せない。料金ページには書かれていない
  • 🔴 Sunoの無料分は、あとから課金しても商用にならない(「遡及的な商用ライセンスは与えない」と公式明記)。無料プランでは所有権もSunoが保持
  • 🔴 ElevenLabs Musicは有料でも映画・TV・Studio Gamesが除外。全用途はEnterpriseのみ
  • Sunoは契約中に作った曲の商用権利が解約後も残る
  • ElevenLabs Musicは1分=900クレジット。音声と同じ枠を共有するので、既に契約しているなら追加費用ゼロ
  • クレジットはSuno・Udioとも繰越なし

無料枠は「品質を確かめる」ためのものです。 本番で使う曲は、最初から有料プランで作ってください。あとから買い直すことはできません。

出典(2026年9月1日確認)

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