※本記事にはプロモーションが含まれる場合があります。
会議の文字起こしをAIに貼って「議事録にして」と頼むと、それらしいものは返ってきます。ところが読み返すと、決まっていないはずのことが決定事項になっていたり、誰も言っていない期限が入っていたりします。
原因はAIの性能ではありません。プロンプトが「補うな」と言っていないからです。
先に結論を書きます。
- 議事録プロンプトの仕事は、書かせることより「書かせないこと」です。 「文字起こしに無いことは補わないでください」「担当者や期限が発言されていない項目は”記載なし”と書いてください」——この2文があるかないかで、実務で使えるかどうかが決まります
- 長さは壁ではありませんでした。 実際の会議記録を30時間分実測したところ、1時間の会議はおよそ2万字です。これは主要なAIに1回で収まる量です
- 本当に詰まるのは3か所です。 ①誰が言ったか ②決まったのか ③期限と担当。いずれも素起こしに書かれていないことが多く、AIはそこを埋めにいきます
この記事では、そのまま貼って使えるプロンプトを5つ載せます。ChatGPT・Claude・Gemini・Copilotのいずれでも同じように動きます。
【実測】1時間の会議は、およそ2万字になる
「文字起こしが長すぎてAIに入らないのでは」という不安が先に立ちますが、まず量を確定させます。
日本語の会話は「1分あたり300字」とよく言われます。ただしこれはスピーチや朗読を前提にした数字で、会議に当てはまるとは限りません。そこで実際の会議記録で測りました。
国立国会図書館の国会会議録検索システムAPIから、開議時刻と散会時刻が記録されている委員会の会議録を取得し、発言部分の文字数を会議時間で割った結果です(60分以上の会議に限定・2026年8月23日取得)。
| 日付 | 会議 | 時間 | 文字数 | 字/分 | 1時間換算 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-30 | 衆議院 予算委員会 | 159分 | 54,140字 | 341 | 20,460字 |
| 2026-06-10 | 衆議院 経済産業委員会 | 113分 | 40,514字 | 359 | 21,540字 |
| 2026-06-12 | 衆議院 厚生労働委員会 | 186分 | 65,667字 | 353 | 21,180字 |
| 2026-06-19 | 衆議院 厚生労働委員会 | 325分 | 91,957字 | 283 | 16,980字 |
| 2026-06-19 | 衆議院 経済産業委員会 | 346分 | 98,708字 | 285 | 17,100字 |
| 2026-06-22 | 衆議院 予算委員会 | 183分 | 62,757字 | 343 | 20,580字 |
| 2026-06-26 | 衆議院 厚生労働委員会 | 126分 | 47,194字 | 375 | 22,500字 |
| 2026-07-15 | 衆議院 厚生労働委員会 | 185分 | 65,029字 | 352 | 21,120字 |
| 2026-07-27 | 衆議院 予算委員会 | 184分 | 63,134字 | 343 | 20,580字 |
9本・合計30.1時間・589,100字を集計した結果、こうなりました。
- 全体平均:326字/分(1時間あたり約19,600字)
- 中央値:343字/分(1時間あたり20,580字)
- 幅:283〜375字/分(1時間あたり16,980〜22,500字)
1時間の会議は、およそ2万字と考えて差し支えありません。
⚠️ ひとつ補足があります。国会の会議録は速記録を整えたもので、「えー」「あの」といった言いよどみや言い直しは編集で落とされています。AIが出す素起こしは、これより文字数が増えます。 体感で2〜3割増しを見ておくと安全です。
2万字は、ほとんどのAIに1回で入る
では2万字(素起こしなら2万5,000字前後)は、どこまで通るのか。各サービスの公表値と照らします。
| 投げ先 | 1回の上限 | 1時間の会議は入るか |
|---|---|---|
| Gemini Notebook | 1ソース50万語 | 余裕で入る |
| ユーザーローカル 文章要約AI | 1回5万文字 | 入る(登録・ログイン不要) |
| ChatGPT / Claude / Gemini(貼り付け) | プランによる | ほぼ入る |
| ChatGPT 無料(ファイル添付) | 1日3ファイル | 回数のほうが先に尽きる |
「長すぎて入らない」は、多くの場合その通りではありません。 2時間を超える会議や、複数回分をまとめて扱うときに初めて分割が必要になります(分割の型は後述のプロンプト③に書きました)。
なお、ChatGPTの無料プランは1日3ファイルというファイルアップロードの制限がありますが、これは添付の話です。文字起こしをテキストとして貼り付けるぶんには、このカウントに入りません。 各サービスが読み込める形式の違いはAI要約ツール比較7選で実査しました。
つまり——議事録が使えないのは、長さのせいではありません。
本当に詰まるのは、この3か所
素起こしをよく見ると、議事録に必要な情報のうち3つがそもそも書かれていないことが分かります。
① 誰が言ったか
話者識別がオフだったり、複数人の発言が重なったりすると、素起こしは「誰が言ったか分からないテキストの塊」になります。
Zoomの標準機能で出力されるのはVTT形式の字幕ファイルで、話者ごとに整理された原稿ではありません(詳細はZoomの文字起こしができない4つの原因にまとめました)。
この状態でAIに「議事録にして」と頼むと、AIは発言者を推測します。文脈から「営業部長の発言と思われる」といった形で補完してしまうことがあり、これがそのまま配られると事故になります。
② 本当に決まったのか
日本語の会議は、はっきり「決定します」と言わずに終わることが珍しくありません。「じゃあ、それで」「そうしましょうか」で合意したことになります。
一方で、「それでいきましょうか」は提案であって決定ではない場面もあります。AIはこの区別ができません。文の形が似ているからです。
結果として、検討中の案が決定事項の欄に並びます。
③ 期限と担当
「来週までに」「こちらで持ちます」といった発言は、素起こしには残ります。ところが日付にも氏名にも変換できません。「来週」がいつか、「こちら」が誰かは、その場にいた人しか知りません。
ここでAIに自由を与えると、もっともらしい期限と担当者が入ります。
この3つに共通しているのは、AIが「無いものを埋めにいく」という点です。 だからプロンプトの主眼は、書かせることではなく書かせないことになります。
【本題】議事録プロンプト5つ
5つとも、「書かれていないことを補わせない」制約を入れてあります。〇〇の部分だけ置き換えて使ってください。
① 基本形(決定事項・ToDo・保留・次回)
まずこれです。9割の会議はこれで足ります。
以下は会議の文字起こしです。これを議事録に整理してください。
【出力の形式】
■ 決定事項
■ ToDo(内容/担当/期限)
■ 保留・持ち帰り
■ 次回までに確認すること
【厳守してほしいこと】
- 文字起こしに書かれていないことは、絶対に補わないでください。
- 担当や期限が発言されていない項目は「記載なし」と書いてください。推測は不要です。
- 「決定した」と読める発言がない事項は、決定事項ではなく保留に入れてください。
- 各項目の末尾に、根拠になった発言を原文のまま1文だけ引用してください。
【文字起こし】
(ここに貼る)
効いているのは後半の4行です。
- 「絶対に補わないでください」 — これがないと、AIは空欄を嫌って埋めます
- 「記載なし」と書かせる — 空欄より強い指示です。「記載なし」が並ぶこと自体が、会議で決めきれなかった証拠になります
- 決定と保留の判定基準を渡す — AIに空気を読ませないための線引きです
- 根拠の引用 — これがこのプロンプトの肝です。引用があれば、怪しい項目だけを原文で検算できます
② 話者が分かれていない素起こしを扱う
話者識別がない文字起こしのときは、こちらを使ってください。
以下は、話者が区別されていない会議の文字起こしです。
【厳守してほしいこと】
- 誰の発言かを推測して名前を付けないでください。話者の特定は行わないでください。
- 発言者が不明でも成立する書き方(「〜という意見が出た」「〜という確認があった」)にしてください。
- 参加者の名前が文字起こしの中に出てきた場合のみ、その名前を使ってください。
この条件で、決定事項・ToDo・保留の3つに整理してください。
「話者の特定は行わないでください」を明示するのがポイントです。人名を出さない書き方に倒すことで、誤った帰属を防げます。誰が言ったかがどうしても必要な会議は、そもそも録音の段階で話者識別のあるツールを使ってください。
③ 長い文字起こしを分割して投げる
2時間を超える会議や、素起こしが3万字を超えるときの型です。
まず1回目にこれを送ります。
これから会議の文字起こしを、3回に分けて貼ります。
各回では「決定事項・ToDo・保留」の箇条書きだけを出力してください。
まとめ・感想・前置きは書かないでください。
全部貼り終えたら「以上です」と送るので、そのときに全体を統合してください。
では 1/3 です。
(前半を貼る)
3回貼り終えたら、こう送ります。
以上です。
1〜3で出した箇条書きを統合して、最終版の議事録にしてください。
重複する項目は1つにまとめてください。
後の回で覆された内容は「変更あり」として、変更前と変更後の両方を残してください。
「変更あり」を残させるのが重要です。会議の前半で決めたことが後半でひっくり返るのはよくあることで、統合の過程で前半の記述が黙って消えると、なぜ変わったのかが分からなくなります。
④ 決定事項だけを抜いて共有メールにする
議事録そのものより、これを求められる場面のほうが多いかもしれません。
以下の議事録から、会議に出ていない人へ送る共有メールを作ってください。
【条件】
- 本文は300字以内
- 決定事項とToDoだけを書く。議論の経緯は書かない
- 受け取った人が「自分が何をすればいいか」だけ分かる形にする
- 議事録に書かれていない補足を足さないでください
【議事録】
(①の出力を貼る)
①の出力をそのまま渡せるので、2段構えで使えます。送る前の文面チェックには、AIに文章を添削してもらう方法のメール用プロンプトが使えます。
⑤ 次回のアジェンダを作る
議事録を「次につながる資料」にする型です。
以下の議事録から、次回会議のアジェンダ案を作ってください。
【条件】
- 「保留」「持ち帰り」になった項目を必ず入れる
- 期限が次回までに来るToDoを、確認事項として入れる
- 議事録に無い議題を勝手に足さないでください
- 各項目に想定所要時間(分)を付ける
- 合計時間が〇〇分を超える場合は、優先度の低い項目に「次々回送り」と付ける
【議事録】
(①の出力を貼る)
保留項目を必ず引き継がせるのがポイントです。持ち帰りになった案件が次の会議で忘れられる、という事態を機械的に防げます。
プロンプト①は、こういう出力になります
イメージが湧きにくいと思うので、①を使ったときの形を示します(内容は架空の例です)。
■ 決定事項
・9月の販促キャンペーンは、当初案のB案で実施する
根拠:「じゃあB案でいきましょう、これで確定でお願いします」
・予算は前回と同額に据え置く
根拠:「予算は前回と同じでいいですよね」「はい、同額で」
■ ToDo(内容/担当/期限)
・B案の素材制作を進行する / 記載なし / 記載なし
根拠:「素材はこちらで進めておきます」
・代理店へ確定連絡を入れる / 田中 / 記載なし
根拠:「田中さん、代理店には連絡お願いできますか」
■ 保留・持ち帰り
・SNS広告の追加出稿
根拠:「これは一回持ち帰って検討させてください」
■ 次回までに確認すること
・記載なし
注目してほしいのは「記載なし」が3つ出ている点です。
「素材制作」は誰がやるのか、「代理店への連絡」はいつまでか、会議では決まっていません。制約を入れないプロンプトだと、ここにそれらしい担当者名と「今週中」といった期限が入ります。会議に出ていた人は違和感に気づけますが、議事録を受け取った人は気づけません。
「記載なし」が並ぶ議事録は、見た目としては物足りません。ただしその3つを次の会議の冒頭で確認すれば済むという意味では、こちらのほうが実用的です。
「決定」と「提案」を見分ける言い回し
プロンプト①で「決定したと読める発言がない事項は保留に入れる」という基準を渡しているのは、日本語の会議では決定の宣言がほとんど行われないためです。
この記事のプロンプトは、次のような線引きで組んでいます。判断に迷ったときの目安として使ってください。
| 決定と読める | 判断が割れる | 決定と読めない |
|---|---|---|
| 「これで確定で」 | 「じゃあ、それで」 | 「〜という方向で考えています」 |
| 「〜に決めます」 | 「そうしましょうか」 | 「〜がいいと思うんですよね」 |
| 「〜でお願いします」(依頼の受諾あり) | 「いいんじゃないですか」 | 「一回持ち帰らせてください」 |
| 「異論なければ〜で進めます」+反応あり | 「まあ、そうですね」 | 「検討します」 |
厄介なのは真ん中の列です。同じ「じゃあ、それで」でも、議題を締める文脈なら決定、話題が続くなら相づちです。
ここをAIに判定させると精度が安定しないため、プロンプト①では「判断が割れるものは保留に寄せる」設計にしています。決定事項が少なめに出るぶん、誤って決定にされる事故は起きません。保留に入った項目を人が見て、決定だったものを上げ直すほうが安全です。
なお「検討します」は、日本のビジネス会話では断りの婉曲表現として使われることもあります。AIはここを額面どおり「検討中」と扱うため、社外との打ち合わせでは特に、保留欄を人の目で確認してください。
プロンプトを書くときの3つのコツ
自分で型を作るときは、ここだけ押さえてください。
1. 「書かれていないことは補わない」を必ず入れる
議事録の事故は、ほぼすべてこれで防げます。生成AIは文章として自然な形に整える性質があり、空欄や中途半端な項目を嫌います。埋めないでいい、と明示的に許可する必要があります。
2. 出力の形を先に渡す
「議事録にして」だけだと、議論の流れを追った要約が返ってきます。議事録は要約ではなく抽出です。決定事項・ToDo・保留という枠を先に渡せば、AIは枠を埋める作業に切り替わります。
3. 根拠の引用を要求する
出力を検算できる形にしておく、という考え方です。全部を読み返すのは大変ですが、引用がついていれば「これ本当に決まったっけ?」と思った項目だけを確認できます。1行増やすだけで、議事録の信頼性が変わります。
よくある失敗3つ
① 「要約して」と頼んでしまう
返ってくるのは議論の要約です。「Aについて議論が交わされ、さまざまな意見が出た」という文章は、議事録としては役に立ちません。必要なのは要約ではなく抽出なので、出力形式を先に指定してください。
② 決まっていないことが決定事項になる
前述のとおり、日本語の会議は決定の言い方が曖昧です。「決定したと読める発言がない事項は保留に入れる」というルールを渡すことで、かなり減らせます。それでも残った分は、根拠の引用を見て判断してください。
③ 会話を続けるうちに前提が消える
長い文字起こしを貼ったあと、何往復も修正指示を出していると、最初に渡した「補わない」という制約が薄れることがあります。修正指示のたびに「文字起こしに無いことは補わないでください」を1行付けるのが確実です。
会議の種類別・どのプロンプトから使うか
| 会議の種類 | 使うプロンプト | 補足 |
|---|---|---|
| 定例ミーティング | ① → ⑤ | 保留項目を次回に引き継がせるのが効きます |
| 顧客との打ち合わせ | ① → ④ | 決定事項の共有メールまで一気に作れます |
| 社内の意思決定会議 | ① | 根拠の引用を必ず残してください |
| ブレインストーミング | ①は不向き | 決定事項が出ない会議なので、AI要約ツールで論点を抽出するほうが向いています |
| 1on1・面談 | ② | 話者を推測させない型が安全です |
| 半日以上の会議・合宿 | ③ | 分割して投げ、「変更あり」を残させてください |
ブレストだけは、議事録プロンプトが向いていません。 決定事項もToDoも出ないため、①を使うと「記載なし」ばかりが並びます。この場合は要約や論点抽出のほうが目的に合います。
音声しかない場合、どこから始めるか
ここまでは「文字起こしが手元にある」前提でした。音声しかない場合は、その手前が必要になります。
判断はシンプルです。
- すでに音声ファイルがある → Gemini NotebookやPerplexityにそのまま渡せます(どちらもインポート時に文字起こしされます)
- これから会議を録る → 録音できるツールが必要です
Nottaの料金と枠を、2026年8月23日時点の公式料金ページから引きます。
| プラン | 月額(税込・年払い) | 文字起こし時間 | 1回の長さ | AI要約 | 話者識別 |
|---|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 120分/月 | 3分まで | 10回/月 | あり |
| プレミアム | 1,185円 | 1,800分/月 | 5時間まで | 100回/月 | あり |
| ビジネス | 2,508円 | 無制限 | 5時間まで | 200回/月 | あり |
注目してほしいのは2つです。
ひとつは話者識別がフリープランから使えること。この記事の①〜③で見たとおり、「誰が言ったか」は議事録でいちばん補完事故が起きる箇所です。無料の段階で確認できます。
もうひとつは「1回3分」の制限です。フリープランは月120分使えますが、1回の録音が3分で切れるため、1時間の会議を録りきることができません。無料で確かめられるのは精度までで、実務に使うにはプレミアム以上が必要です。
そしてビジネスプランの「文字起こし無制限」は、AI要約が月200回で頭打ちになります。議事録は「文字起こし+要約」で1本なので、実務上の上限は月200本です。この構造はNottaの評判は本当かで全プランを確認しました。
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クレジットカードの登録は不要です。3分の録音で話者識別の精度を確かめてから、月に何本の会議を要約するかで有料プランを選ぶ順番をおすすめします。他社と横並びで比べたい場合はAI議事録ツール比較8選をどうぞ。
文字起こしを貼る前に、必ず確認すること
会議の中身は、社内でもっとも機密性の高いデータの部類です。汎用のAIに貼る前に、次の3つを確認してください。
1. 学習に使われる設定になっていないか
個人向けの生成AIは、初期設定では会話がモデル改善に使われることがあります。設定でオフにできる場合が多いので、業務で使うなら最初に確認してください。判断の順番は生成AIとは?初心者が最初に知るべき3つで整理しました。
2. 会社のルールで許可されているか
技術的に可能かどうかと、許可されているかどうかは別の話です。多くの企業が生成AIの利用ルールを定めています。
3. 固有名詞を伏せる手段があるか
取引先名や個人名を伏せてから送る方法もあります。文章校正ツールの文賢には、固有名詞を伏せ字にしたうえで外部の生成AIへ渡すためのマスキング機能があります(2026年3月26日リリース)。
なお、議事録ツール側の「AI学習なし」は上位プラン限定であることが多く、Nottaの場合はエンタープライズプランのみです。ビジネスプラン(年払い月2,508円)は対象外でした。
この記事の調べ方
- 会議の文字数:国会会議録検索システムAPIから委員会の会議録を取得し、会議録冒頭の開議時刻と末尾の散会時刻の差を会議時間として、発言部分(議事日程のヘッダを除く)の文字数を割りました。60分以上360分以下の会議9本・計30.1時間・589,100字が対象です(2026年8月23日取得)
- Nottaの料金と機能:公式料金ページの年間プラン表示を2026年8月23日に確認しました
- 各AIの入力上限:AI要約ツール比較7選で各社の公式ヘルプを実査した数値を使っています
プロンプト5つは、上記の実測と各サービスの仕様をふまえて筆者が組んだ型です。返答はモデルや原稿によって変わるため、そのまま使って合わなければ制約の文言から調整してください。
よくある質問
Q. ChatGPT以外でも同じプロンプトが使えますか?
使えます。Claude・Gemini・Microsoft Copilotのいずれでも、この記事の5つはそのまま動きます。文字起こしが長い場合は、1回に投げられる量が多いものを選んでください。Gemini Notebookは1ソース50万語まで扱えるので、長時間の会議や複数回分をまとめる用途に向いています。
Q. 文字起こしがない状態から、AIだけで完結できますか?
汎用の生成AIには録音機能がありません。音声ファイルがあればGemini NotebookやPerplexityが文字起こしまでやってくれますが、その場で録るには録音側のツールが必要です。無料で使える選択肢は無料で使えるAI議事録8選で横断して確認しました。
Q. 出てきた議事録が正しいか、どう確認すればいいですか?
プロンプト①で根拠の引用を出させているので、そこを見てください。引用が付いていない項目、あるいは引用と結論がずれている項目が、AIが補ってしまった箇所です。全文を読み返す必要はありません。
Q. 「記載なし」だらけになってしまいました
それが正しい出力です。担当も期限も決まらないまま終わった会議だった、ということが見えたことになります。むしろその一覧を持って次の会議に臨むほうが、もっともらしい議事録より役に立ちます。
Q. 発言の言いよどみを消してから貼ったほうがいいですか?
議事録目的なら不要です。「えー」「あの」が残っていてもAIは無視します。ただしインタビュー記事のように発言をそのまま使う場合は、ケバ取りと整文の工程が別に必要です。手順はインタビューの文字起こしはAIでどこまで?にまとめました。
まとめ
- 議事録プロンプトの仕事は「書かせること」より「書かせないこと」です。 「文字起こしに無いことは補わない」「担当・期限が発言されていない項目は”記載なし”と書く」の2文を入れてください
- 1時間の会議はおよそ2万字でした(国会会議録9本・30.1時間・589,100字を実測。中央値343字/分)。素起こしはこれより2〜3割増えます
- その量はほとんどのAIに1回で入ります。 「長すぎて入らない」は多くの場合誤解で、詰まるのは①誰が言ったか ②決まったのか ③期限と担当の3か所です
- 出力の形を先に渡し、根拠の引用を要求してください。 議事録は要約ではなく抽出です。引用があれば、怪しい項目だけを検算できます
- 音声から始めるなら、話者識別を無料の段階で確認してください。 ただし「1回3分」のような制限があると、1時間の会議はそもそも録りきれません
>
クレジットカード登録なしで、話者識別まで確認できます。すでに音声ファイルが手元にある場合は、無料のGemini Notebookに投げるほうが早いこともあります。
関連記事:AI議事録ツール比較8選/無料で使えるAI議事録8選/AI要約ツール比較7選/Zoomの文字起こしができない4つの原因 共有メールの文面づくりは、AIでメールを作成する方法で型を5つ紹介しています。


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