【2026年】無料で使えるAI議事録8選|1時間の会議を「要約して持ち帰る」ができるのは0だった

【2026年】無料で使えるAI議事録8選|1時間の会議を「要約して持ち帰る」ができるのは0だった AIサービス

※本記事にはプロモーションが含まれる場合があります。

「AI議事録、無料でどこまでできるの?」

結論から書きます。無料でも議事録は作れます。ただし、その議事録は手元に残りません。

2026年8月16日に主要8サービスの公式サイトを1つずつ開いて、無料プランの条件を確認しました。その結果わかったのは、無料プランの限界が「月に何分使えるか」ではないということです。本当の壁は、もっと後ろにありました。

  • 1時間の会議を最後まで録り切れる無料プランは、8つ中3つ
  • そのうちAI要約まで届いて「議事録」になるのは、2つ
  • そしてその2つは、どちらもファイルに書き出せません

逆から見ても同じです。書き出せる無料プランは3つありますが、そのうち1時間の会議を要約付きで残せるものは1つもありませんでした。

つまり「1時間の会議を、要約付きの議事録にして、自分のPCにファイルとして残す」を無料で完結できるサービスは、実査した8つの中に存在しませんでした。

この記事では、無料プランがどこで止まるのかを5つの関門に分けて整理し、あなたの使い方ならどれを選ぶべきかを示します。有料プランも含めた全体像はAI議事録ツール比較8選にまとめてあるので、予算がある方はそちらもあわせてどうぞ。

  1. 無料プランは、5つの関門のどこかで必ず止まる
    1. 関門①でいきなり脱落するサービスが半分ある
    2. 関門④「書き出せるか」を、なぜ重視するのか
  2. 無料プラン一覧(2026年8月16日・各社公式サイトで確認)
  3. サービス別に見る「どこで止まるか」
    1. 1. Fireflies.ai ── 議事録の質は無料で十分。ただし持ち出せない
    2. 2. tl;dv ── 録画もできるが、3か月で消える
    3. 3. Otter.ai Basic ── 唯一、無料で「要約+書き出し」が揃う。ただし30分
    4. 4. Notta フリー ── 日本語UIは快適。ただし1回3分
    5. 5. LINE WORKS AiNote フリー ── 無料で唯一、学習利用が「あり」
    6. 6. toruno(リコー)── 書き出しは最強。ただし要約がなく、累計3時間で終わる
    7. 7. Rimo Voice ── 無料プランはない(トライアルのみ)
    8. 8. Otolio(旧スマート書記)── 無料プランはない(法人限定の14日間)
  4. 目的別・無料ならこれを選ぶ
    1. 「1時間の会議を、とにかく要約したい」→ Fireflies.ai
    2. 「30分の1on1を、ファイルで残したい」→ Otter.ai Basic
    3. 「会議室の対面会議を、Wordの議事録にしたい」→ toruno パーソナル
    4. 「機密性の高い会議」→ 無料プランは使わない
  5. 壁を越える方法:無料プランを「2段構え」で使う
    1. パターンA:toruno で録って、別のAIで要約する
    2. パターンB:Otter を30分単位で回す
    3. パターンC:Fireflies で読んで、要点だけ手で写す
  6. 無料プランで文字起こしの精度を上げる2つのコツ
  7. 無料で始める前に、必ず確認する3つ
  8. よくある質問
  9. まとめ

無料プランは、5つの関門のどこかで必ず止まる

「無料で使える」と書いてあっても、止まる場所はサービスごとにまったく違います。しかも料金表の一番大きな文字(月◯分)は、最初に尽きる制限ではありません。

議事録が完成して手元に残るまでには、関門が5つあります。

関門① 1回あたりの録音上限 — その会議、最後まで録れますか
関門② 月間の総量 — 月に何本ぶん録れますか
関門③ AI要約に届くか — 発言録が「議事録」になりますか
関門④ 書き出せるか — ファイルとして持ち出せますか
関門⑤ いつ消えるか/学習に使われるか — 残り続けますか、安全ですか

多くの比較記事は②で止まっています。しかし実務で効くのは①③④です。とくに④の「書き出せるか」は、ほとんどの記事が触れていません。

関門①でいきなり脱落するサービスが半分ある

1回あたりの上限は、月間の枠とは完全に別に設定されています。ここが日本の会議の現実と噛み合っていません。

  • Notta フリー:1回3分。月120分の枠が丸ごと残っていても、5分の立ち話すら最後まで録れません
  • Otter Basic:1回30分。月300分あっても、1時間の定例は途中で切れます
  • LINE WORKS AiNote フリー:1回60分。数字上は1時間ちょうど。ただし「15時から1時間」の会議が60分00秒で終わることは、まずありません

社内会議の標準は30分〜1時間です。1回の上限が60分に届かないプランは、月間の枠がどれだけ大きくても1時間の会議では0本になります。

関門④「書き出せるか」を、なぜ重視するのか

議事録は、作って終わりではありません。共有相手に送る、社内Wikiに貼る、決定事項を検索できるようにしておく。そこまでやって初めて仕事になります。

ところが無料プランでは、Webの画面上では読めるのに、ファイルとしてダウンロードできないという設計が珍しくありません。この状態だと、

  • 退会したら全部消える
  • 保持期限が来たら全部消える
  • 他のツールに移せない
  • 画面をコピペするしかない

という状況になります。無料で使い始めて半年後、「そろそろ有料に上げるか、やめるか」と考えたときに、やめる選択肢が実質的に消えているわけです。

無料プラン一覧(2026年8月16日・各社公式サイトで確認)

サービス 月間の量 1回上限 AI要約 書き出し 保持・学習
Fireflies.ai Free 文字起こし無制限/保存400分(チーム) 2時間 無制限 一括削除も不可
tl;dv 無料 録画・文字起こし無制限/週40回 3時間 10回分 (録画DL不可) 最長3か月で削除
Otter.ai Basic 300分/履歴は直近25件 30分 ○(mp3・txt) インポートは生涯3件
Notta フリー 120分 3分 10回 国内保管
LINE WORKS AiNote フリー 300分/最大30人 60分 ✗(機能なし) 1年で削除・学習利用あり
toruno パーソナル 累計3時間(月次ではない) ✗(機能なし) ○(txt・csv・docx・mp3) AI学習に利用しない
Rimo Voice 無料プランなし(トライアルのみ) 全プランAI学習なし
Otolio(旧スマート書記) 無料プランなし(14日間・法人限定)

この表を、冒頭の結論の形に読み替えます。

1時間の会議を録り切れる……Fireflies(2時間)、tl;dv(3時間)、toruno(累計3時間ぶん)
そのうちAI要約がある……Fireflies、tl;dv
そのうち書き出せる……なし

書き出せる……Otter、AiNote、toruno
そのうち1時間録れる……toruno
そのうちAI要約がある……なし

どちらから辿っても0になります。これが無料プランの現在地です。

サービス別に見る「どこで止まるか」

1. Fireflies.ai ── 議事録の質は無料で十分。ただし持ち出せない

無料プランで文字起こしが無制限、AI要約も無制限。この条件は実査した中で最も寛大でした。1回の録音上限も2時間あるので、長めの会議でも切れません。日本語にも対応しています。

止まるのは関門④です。公式の料金比較表を列ごとに確認したところ、「Download transcripts & recordings(文字起こし・録画のダウンロード)」は無料プランだけ✗で、Pro以上が○でした。さらに一括削除も無料プランでは使えません

保存容量はチーム単位で400分(1時間の会議で約6本)。「古いものを消しながら回せばいい」と考えたくなりますが、書き出せないので消したら本当に消えるだけです。しかも1本ずつ手で消すことになります。

画面で読んで、必要な部分だけ手でコピーする。この使い方なら無料で十分に強力です。アーカイブしたいなら有料プラン一択。

2. tl;dv ── 録画もできるが、3か月で消える

録画・文字起こしが無制限(30言語以上)、1回の上限は3時間。会議の様子を映像で残せるのが特徴で、無料プランでも録画自体はできます。

止まるのは③と④と⑤の合わせ技です。AI会議メモは10回分まで。11本目からは発言録が溜まるだけになります。そして録画のダウンロードは無料プランでは不可。決定的なのは⑤で、無料プランのデータ保持は最長3か月です。

つまり3か月後には、要約も録画も自動的に消えます。書き出せないので、残す方法がありません。

「先週の会議、何を決めたっけ」を確認するための短期メモと割り切るなら優秀です。半年後に見返す前提なら向きません。

3. Otter.ai Basic ── 唯一、無料で「要約+書き出し」が揃う。ただし30分

ここが今回いちばんの発見でした。Otterの公式料金比較表を列ごとに確認すると、「Automated summaries with action items and outlines(アクションアイテムと要点付きの自動要約)」は無料のBasicを含む全プランで○。そして「Exportable audio, text, and captions」の無料列には「mp3, txt」と明記されています。

要約が作れて、txtで書き出せる無料プランは、実査8つの中でOtter Basicだけでした。

止まるのは関門①です。1回あたり30分。月300分の枠があっても、1時間の会議は30分で切れます。加えて保存されるのは直近25件の会話まで、音声・動画ファイルのインポートは生涯で3件という厳しい上限があります(月3件ではなく、アカウントを作ってから通算3件です)。

なお日本語の文字起こしには対応しています(英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・日本語・中国語)。

30分の1on1、朝会、短い商談なら、無料で完璧に回ります。月10本の30分ミーティングを要約してtxtで保存、が現実的な最大値です。

4. Notta フリー ── 日本語UIは快適。ただし1回3分

日本語のインターフェースで扱いやすく、データは全て日本国内保管、SOC2とISO27001も取得済み。安心して使える設計です。

止まるのは①です。1回あたり3分。これは議事録用途では実質使えません。月120分の枠は残ったまま、会議の冒頭3分だけが記録されます。AI要約も月10回まで、文字起こしのダウンロードはプレミアム以上です。

無料版は「精度を確かめるための試用」と考えるのが正確です。良さそうならプレミアム(年払いで月1,185円・税込)に上げると、1回の上限が外れて実用になります。この価格帯の比較はAI議事録ツール比較8選で扱いました。

5. LINE WORKS AiNote フリー ── 無料で唯一、学習利用が「あり」

「無料で使えるAI議事録」として長く紹介されてきたCLOVA Note βは2025年7月31日にサービスを終了しました。後継が、このLINE WORKS AiNoteです。CLOVA Note前提で書かれた記事の情報は、そのままでは使えません。

フリープランは月300分・最大30人・1回60分。書き出しは可能で、公式ヘルプに「この機能はLINE WORKS AiNoteのすべてのプランでご利用できます」と明記されており、音声ファイル・文字起こしテキスト・要約/メモをダウンロードできます(管理者が制限した場合を除く)。

止まるのは③です。公式料金表のフリー列で、AI要約の欄は空欄(=機能なし)。要約が使えるのは有料のソロプラン(年額契約で月1,440円・税抜)からで、それも12回/ドメインという回数制です。フリーで手に入るのは、要約されていない発言録だけになります。

そして関門⑤に、この記事でいちばん強く注意を促したい点があります。公式料金表の「データの学習利用」欄は、フリープランだけが「学習利用あり」。有料のソロ・チーム以上はすべて「学習利用なし」です。保管期間もフリーは1年間で、以降は削除されます。

社内会議や商談の内容を扱うなら、AiNoteのフリープランは避けてください。 実査した8つの中で、無料プランの学習利用を公式が明示しているのはここだけです。無料で試して良ければ、ソロ以上に上げる前提で使ってください。

6. toruno(リコー)── 書き出しは最強。ただし要約がなく、累計3時間で終わる

リコーが提供する国産サービスです。会議室での対面会議・ハイブリッド会議に正面から対応し、文字起こしテキストに加えて画面キャプチャも記録するのが独自の強みです。

書き出しは実査した中で最も充実していました。公式ヘルプによると、文字起こし結果はtxt・csv・docxの3形式、音声はmp3、キャプチャ画像はjpg(zip)、さらに文字起こしとキャプチャを左右に並べたWordファイルまで出力できます。プランによる制限の記載はありません。csvはExcelやスプレッドシートに取り込みやすい形式で提供されています。

止まるのは③と②です。公式の機能差分に「AI要約機能(toruno ビジネス AI要約のみ)」と明記されており、パーソナルプランには要約がありません。しかも無料枠は累計3時間。月3時間ではなく、アカウントを作ってから通算3時間です。1時間の会議なら3本で終わります。

もう1点、日本語以外の音声の文字起こしはビジネスプラン限定です。パーソナルは日本語のみになります。

「議事録を自社フォーマットのWordで作りたい」なら、無料の3時間で書き出しの質を確かめる価値があります。 続けるなら有料パーソナル(月1,650円・税込/8時間ぶん)へ。

7. Rimo Voice ── 無料プランはない(トライアルのみ)

無料プランは提供されていません。トライアルはカード登録不要で試せます。特筆すべきは全プランでAI学習に使われないことと、データの国内保管。AI GIJIROKU(2025年10月31日終了)の利用者に対して、正式に移行の受け入れオファーを出しているのもRimoです。

機密性の高い会議を扱うなら、無料にこだわらずここを検討してください。ただし最安の文字起こしプランには議事録要約機能が付かない点に注意が必要です。

8. Otolio(旧スマート書記)── 無料プランはない(法人限定の14日間)

累計7,000社以上が使ってきた「スマート書記」は、2025年12月1日にOtolioへ名称変更しました。公式ドメインはsmartshoki.comのままなので、URLを見ても気づきません。無料プランはなく、14日間のトライアルも法人限定です。

→ 個人で無料で試す対象にはなりません。「スマート書記」という表記のままの比較記事は、情報が2025年11月以前で止まっていると判断できます。

目的別・無料ならこれを選ぶ

「1時間の会議を、とにかく要約したい」→ Fireflies.ai

無料で文字起こしもAI要約も無制限、1回2時間まで。無料プランの中では議事録の完成度が頭ひとつ抜けています。ただしダウンロードできないので、要約を読んで必要な部分を手でコピーする運用になります。保存は400分ぶんまで。

「30分の1on1を、ファイルで残したい」→ Otter.ai Basic

無料で要約が付き、mp3とtxtで書き出せる唯一のプランです。1回30分の上限に収まる会議なら、無料のまま完結します。月300分=30分ミーティング10本ぶん。会話履歴が直近25件までなので、書き出したら手元に保存する習慣をつけてください。

「会議室の対面会議を、Wordの議事録にしたい」→ toruno パーソナル

書き出し形式が圧倒的で、画面キャプチャ付きのWordまで出せます。ただしAI要約がないので、要約は自分で書くか、書き出したテキストを別のAIに貼ることになります。無料は累計3時間。

なお「書き出した発言録を別のAIで要約する」なら、無料で使えるAIツールの選択肢は無料で使えるAI文章作成7選にまとめています。この組み合わせは、無料プランの③の壁を回避する現実的な方法です。

「機密性の高い会議」→ 無料プランは使わない

これが正直な答えです。無料プランは、保持期限・学習利用・書き出し不可のどれかが必ず引っかかります。とくにLINE WORKS AiNoteのフリープランは公式が「学習利用あり」と明示しています。社外に出せない内容なら、Rimo Voice(全プランAI学習なし・国内保管)のような有料サービスを検討してください。

壁を越える方法:無料プランを「2段構え」で使う

無料プラン単体では0でした。しかし関門③(要約)と関門④(書き出し)を別のツールに分担させれば、無料のまま「1時間の会議を要約して手元に残す」は成立します。

パターンA:toruno で録って、別のAIで要約する

torunoの無料枠は累計3時間、AI要約はありません。しかし書き出しは実査した中で最も強力でした。

  1. torunoで会議を記録(1時間)
  2. 文字起こし結果をtxtまたはdocxでダウンロード
  3. そのテキストを、無料で使えるAIツールに貼って要約させる

この流れなら、要約の質は貼り付け先のAI次第になります。1時間の会議は1万字前後になるので、長文を一度に読める無料AIを選ぶのがコツです。選択肢は無料で使えるAI文章作成7選に整理しました。

制約は累計3時間なので、この方法は「重要な会議3本ぶん」に絞って使うことになります。

パターンB:Otter を30分単位で回す

Otter Basicは1回30分で切れますが、要約もtxt書き出しも無料で揃っています。会議を30分単位で区切れる場合、これが最も手間の少ない方法です。

  • 30分の1on1・朝会・短い商談 → そのまま完結
  • 1時間の会議 → 前半30分だけ確実に残す、と割り切る

月300分=30分ミーティング10本ぶん。保存されるのは直近25件までなので、書き出したら手元のフォルダに移す運用をセットにしてください。

パターンC:Fireflies で読んで、要点だけ手で写す

要約の質だけを見れば、無料プランではFireflies.aiが最も優れていました。無制限のAI要約が使えるので、決定事項・宿題・論点が整理された状態で画面に出てきます

ダウンロードはできませんが、要約は数百字程度です。全文をコピーするのは無理でも、要約部分を手でコピーして自社のドキュメントに貼るだけなら現実的な手間に収まります。1時間の会議の1万字をコピーするのは非現実的でも、要約の300字なら数秒です。

この3パターンのどれを選ぶかは、「会議の長さ」と「何本あるか」で決まります。 月に3本以内の重要会議ならA、30分の定例が多いならB、本数が多くて要約だけ読めればいいならCです。

無料プランで文字起こしの精度を上げる2つのコツ

無料か有料かにかかわらず、文字起こしの精度を決めているのは音声の入り方です。ここが悪いと、どのサービスを選んでも議事録になりません。

1. 集音デバイスを使う

torunoの公式は「95%以上」という精度を掲げていますが、「雑音のない環境で、イヤホンマイクや発話者から近い距離のマイク付きスピーカーを使用した場合」という条件付きです。PCの内蔵マイクで会議室の端から録ると、この数字には届きません。

  • Web会議 → イヤホンマイク・ヘッドセット
  • 会議室 → マイク付きスピーカー(スピーカーフォン)

無料プランで精度に失望して「AI議事録は使えない」と判断する前に、マイクを疑ってください。

2. 辞書機能に社内用語を登録する

学習データに含まれていない社名・製品名・専門用語は、正しく変換されません。Notta・toruno・LINE WORKS AiNoteなどはユーザー辞書に単語を登録できます。頻出する固有名詞を10個ほど登録しておくだけで、読み返したときのストレスがかなり減ります。

無料プランでも使えることが多い機能なので、最初の1回で登録を済ませておくのがおすすめです。

無料で始める前に、必ず確認する3つ

1. その会議は、1回の上限に収まりますか
月間の枠ではなく、1回の上限を先に見てください。Notta 3分、Otter 30分、AiNote 60分。ここで切れると、月の枠が丸ごと残っていても議事録は0本です。

2. 書き出せますか
無料のまま何か月も使ってから「移行できない」と気づくのが最悪のパターンです。最初の1本を作ったら、その日のうちにダウンロードを試してください。 できないサービスなら、そのつもりで運用を組む必要があります。

3. いつ消えて、学習に使われますか
tl;dvの無料は3か月、AiNoteのフリーは1年で削除されます。学習利用については、AiNoteのフリーだけが「あり」でした。この3点は、料金表の下のほうの小さい行に書いてあります。

よくある質問

Q. 完全無料で、1時間の会議の議事録を作って保存できるサービスはありますか?

2026年8月時点では、実査した8つの中にありませんでした。1時間録れてAI要約まで届くFireflies.aiとtl;dvは、どちらもファイルの書き出しができません。書き出せるOtter.ai・LINE WORKS AiNote・torunoは、それぞれ「1回30分まで」「AI要約なし」「AI要約なし・累計3時間」で止まります。現実的な最善手は、Fireflies.aiで要約を作って画面から手でコピーするか、Otter.aiで30分以内の会議に絞ってtxt保存するかの二択です。

Q. 無料プランの録音データは、AIの学習に使われますか?

サービスによります。公式に「学習利用あり」と明示されているのはLINE WORKS AiNoteのフリープランです(有料のソロ以上は「学習利用なし」)。torunoはAI学習に利用しないデータ処理を掲げ、Rimo Voiceは全プランで学習なし、Nottaは全データを日本国内で保管しています。機密性のある会議を無料プランで扱うのは避けてください。

Q. CLOVA Noteはまだ使えますか?

いいえ。2025年7月31日にβ版のサービスを終了しています。後継はLINE WORKS AiNoteで、無料のフリープランも用意されていますが、無料でできる範囲はCLOVA Note時代と異なります。とくにAI要約がフリープランでは使えない点に注意してください。「無料AI議事録」でCLOVA Noteを紹介している記事は、情報が2025年7月以前のものです。

Q. 無料プランでも日本語に対応していますか?

今回挙げた中では、Fireflies.ai・tl;dv・Otter.ai・Notta・LINE WORKS AiNote・torunoのすべてが日本語の文字起こしに対応しています。ただしtorunoの無料(パーソナル)は日本語のみで、それ以外の言語はビジネスプラン限定です。日本語UIの使いやすさで選ぶならNottaかLINE WORKS AiNote、精度と機能で選ぶならFireflies.aiという整理になります。

Q. 無料の次に上げるなら、いくらからですか?

実査した範囲では、Notta プレミアムが年払いで月1,185円(税込)、LINE WORKS AiNote ソロが年額契約で月1,440円(税抜)、toruno パーソナル有料が月1,650円(税込・8時間ぶん)でした。いずれも1回あたりの上限が大きく緩みます(AiNoteは60分→180分、torunoは月8時間ぶん)。各プランで議事録が月に何本作れるかはAI議事録ツール比較8選で換算しています。

Q. 会議の音声を録らずに、議事録だけAIに作らせることはできますか?

手元にメモがあるなら、汎用のAIツールに整形させる方法があります。無料で使える選択肢は無料で使えるAI文章作成7選に、日常的にNotionを使っているならNotion AIの料金プランにまとめました。ただしNotion AIはビジネスプラン以上でしか使えないため、無料での選択肢にはなりません。

まとめ

無料のAI議事録ツールは、「月に何分使えるか」では選べません。実査した結果、無料プランが止まる場所はサービスごとにバラバラで、しかも料金表の目立つ位置には書かれていませんでした。

  • 1時間の会議を録り切れる無料プランは3つ(Fireflies 2時間・tl;dv 3時間・toruno 累計3時間)
  • そのうちAI要約まで届くのは2つ(Fireflies・tl;dv)
  • その2つは、どちらも書き出せない
  • 書き出せる3つ(Otter・AiNote・toruno)のうち、1時間の会議を要約付きで残せるものは0
  • 無料で「1時間の会議を要約して手元に残す」を完結できるサービスは、8つ中ゼロ

現実的な使い分けはこうなります。要約の質で選ぶならFireflies.ai(画面で読む前提)、ファイルで残すならOtter.ai Basic(30分以内の会議に限る)、Word形式で書き出したいならtoruno(要約は自分で書く)。そして社内の機密会議に無料プランを使うなら、LINE WORKS AiNoteのフリーだけは避けてください。無料プランの学習利用を公式が明示している唯一のケースです。

有料プランまで含めて「1時間の会議が月に何本、議事録になるか」で比べた結果はAI議事録ツール比較8選にあります。議事録以外の用途でAIツールを探しているならAIツールおすすめ7選、会議の内容を音声で共有したい場合は無料で使えるAI音声読み上げ8選もどうぞ。

※本記事の料金・仕様は2026年8月16日時点で各社公式サイトを確認した内容です。料金比較表のチェックマークは、表示テキストではなくアイコンの描画データを列ごとに照合して判定しています。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。

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