Notion AIの使い方を初心者向けに解説|無料でどこまで?呼び出し方5つとプロンプト5選

Notion AIの使い方を初心者向けに解説|無料でどこまで?呼び出し方5つとプロンプト5選 AIサービス

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Notion AIは、メモやドキュメントを管理するNotionに組み込まれたAI機能です。ただし、ChatGPTと同じつもりで使うと期待外れになります

Notion AIの本質は「文章を書くAI」ではなく、自分のワークスペースを読んで答えるAIだからです。過去の議事録、社内の資料、散らばったメモを横断して答えを出す——ここにChatGPTとの決定的な違いがあります。

そしてもう1つ、課金前に必ず知っておくべきことがあります。Notion公式は、無料プランだけでなく月1,650円の「プラス」プランについても「お試し用の限られた回数のAI応答」と説明しています。つまりプラスに課金してもAIは使い放題になりません

この記事では、2026年8月15日時点でNotionの公式ページとヘルプセンターを確認した内容をもとに、呼び出し方・できること・コピペで使えるプロンプト・課金の判断基準を順に解説します。

最初に:無料とプラスは「試用枠」です

ここを外すと、目的と違うプランに課金することになります。

Notionの公式FAQには、次のように記載されています。

Users on the Free and Plus Plans get a limited number of complimentary AI responses so they can try Notion AI features out

日本語にすると「フリープランとプラスプランのユーザーには、Notion AIの機能を試せるように、限られた回数の無料AI応答が提供されます」という内容です。

料金ページ側の表記も一致しています。フリーとプラスはどちらも「ドキュメントの生成やデータベースの自動入力などの体験版AI機能」とされ、Notionエージェント・AIミーティングノート・エンタープライズサーチといった主要機能はビジネスプラン以上に含まれます。

プラン 月額(1メンバー) AIの扱い
フリー 0円 体験版AI機能(回数制限あり)
プラス 1,650円 体験版AI機能(回数制限あり)
ビジネス 3,150円 Notionエージェント・AIミーティングノート・エンタープライズサーチ
エンタープライズ 要問い合わせ 上記+ゼロデータ保持ポリシー

⚠️ 具体的な回数は公表されていません。 公式は「限られた回数」とだけ書いており、1日何回・月何回といった数値の記載はありません。

🔴 「Notion AIを使いたいからプラスにする」は、多くの場合は目的を達成できません。 プラスで増えるのはファイルアップロード上限やゲスト数といったNotion本体の機能であって、AIの利用枠ではないためです。AIを本格的に使うならビジネス(月3,150円)が実質的な入口になります。

なお、かつて存在した「Notion AI 月10ドルのアドオン」は廃止されています。現在は各プランに同梱される形です。この情報が古いまま書かれた解説記事が多く残っているので注意してください。

Notion AIの呼び出し方5つ

Notion AIは1か所から使うものではなく、作業している場所ごとに入口が用意されています。

呼び出し方 操作 向いている場面
スペースキー 空の行でスペースを押す その場で文章を書かせる
テキスト選択 文章を選択して「AIに依頼」 既存の文章を直す
右下のボタン 画面右下の円形アイコン ワークスペース全体に質問する
キーボードショートカット Shift + Cmd + J(Mac)/Shift + Ctrl + J(Windows) どこからでも即座に呼ぶ
スラッシュコマンド・@メンション 半角スラッシュ、または@ AIブロックの挿入、スキルの呼び出し

サイドバーの検索からもアクセスできます。

使い分けの目安はシンプルです。 「いま書いている文章をどうにかしたい」ならスペースキーかテキスト選択、「どこかにあったはずの情報を探したい」なら右下のボタンかショートカットです。後者がNotion AI本来の強みにあたります。

Notion AIでできること

公式ページで確認できる主な機能は次のとおりです。

① Notionエージェント(ビジネス以上)

チャットで指示すると、ワークスペースの文脈を踏まえてページやデータベースの作成・編集まで引き受けます。公式は「ページやデータベースを作成および編集するなど、タスク全体を引き受けます」と説明しています。単に答えを返すのではなく、実際に手を動かす点が特徴です。

② エンタープライズサーチ(ビジネス以上)

Notionの中だけでなく、SlackやGoogleドライブなど接続済みのアプリを横断して検索します。「あの件、どこかに書いてあったはず」を解決するための機能です。

③ AIミーティングノート(ビジネス以上)

会話を文字起こしし、要点を要約します。

④ リサーチモード

トピックを深掘りし、詳細なレポートや要約を生成します。

⑤ AIブロック

ページの中に埋め込んで、文章の改善や下書きの生成に使います。

⑥ データベースの自動入力プロパティ

データベースの各行に対して、AIが自動で要約や分類を入力します。大量のページを整理するときに効きます。

⑦ カスタムスキル

繰り返し使うAIの指示を、呼び出せるコマンドとして登録できます。テキスト選択メニューか、エージェントチャットでの@メンションから使えます。

⑧ ファイルの読み取り

PDFやPPTXなどのドキュメント、画像を読み込ませて分析できます。

⑨ Build with AI

プロンプトからデータベースそのものを作らせる機能です。

コピペで使えるプロンプト5選

Notion AIに効くのは、ChatGPT向けとは違うプロンプトです。「自分のワークスペースを読ませる」ことを前提に組み立てます。以下はそのまま貼り付けて使えます。

1. 議事録から「決まったこと」だけを抜き出す

このページの議事録から、次の3つに分けて箇条書きにしてください。
1. 決定したこと
2. 未決で持ち越しになったこと
3. 誰がいつまでに何をするか(担当者と期限を明記)
記載がない項目は「記載なし」と書いてください。

ポイント:最後の一文が重要です。これがないと、AIが期限や担当者を推測で埋めてしまいます。「書いていないことは書いていないと言わせる」のは、社内文書を扱ううえで必須の指示です。

2. 散らばった情報を横断して答えさせる

ワークスペース全体から、この製品の料金改定に関する記述を探してください。
見つかった記述ごとに、①要点 ②書かれているページ名 ③最終更新日 を表にしてください。
複数の記述に食い違いがある場合は、その点を最初に指摘してください。

ポイント食い違いを指摘させるのがコツです。社内資料は更新漏れで矛盾していることが多く、そこを人間が探すのが最も時間のかかる作業です。ここはChatGPTには真似できない、Notion AIならではの使い方になります。

3. 長い資料を要約してデータベースに入れる

このページの内容を、次の3項目でまとめてください。
・一行要約(40字以内)
・重要ポイント3つ(各50字以内)
・この資料を読むべき人
文字数は必ず守ってください。

ポイント文字数を指定すると、データベースのプロパティに入れたときに表示が崩れません。自動入力プロパティで同じ指示を全行に適用すれば、資料の一覧が一気に読める状態になります。

4. 書きかけの文章を「構成だけ」直させる

以下の文章について、本文は書き換えずに構成の問題点だけを指摘してください。
・話の順序が読み手にとって不自然な箇所
・結論が後ろに置かれている箇所
・重複している内容
指摘は箇条書きで、該当箇所を引用しながら書いてください。

ポイント「書き換えないで」と明示するのがコツです。何も言わないとAIは全文を書き直してしまい、自分の文章ではなくなります。指摘だけさせて、直すのは自分、という分担が最も速く進みます。

5. 会議の前に論点を用意させる

このプロジェクトの関連ページを読んで、次回の会議で決めるべき論点を5つ挙げてください。
各論点について、①なぜ決める必要があるか ②判断に必要な情報が揃っているか を添えてください。
情報が不足している論点は、何が足りないかを具体的に書いてください。

ポイント「情報が揃っているか」を判定させると、会議の前に不足資料が分かります。議題を作らせるだけのプロンプトより実用的です。

ChatGPTとどう使い分けるか

やりたいこと 向いているのは
自分の過去の資料を踏まえて答えてほしい Notion AI
社内の情報を横断して探したい Notion AI
議事録の要約をその場でページに残したい Notion AI
一般的な文章を大量に書きたい ChatGPT
何度も試行錯誤したい ChatGPT
最新の話題や外部情報を調べたい ChatGPT/Perplexity

判断の軸は「答えの材料がどこにあるか」です。 材料が自分のNotionの中にあるならNotion AI、材料がAIの知識や外部にあるならChatGPTです。

⚠️ 回数の面でも使い分けが必要です。 Notion AIは無料・プラスともに試用枠しかないため、何度も書き直す作業には向きません。試行錯誤はChatGPTの無料プランで行い、確定した内容をNotionに置く、という流れが現実的です。

無料で使えるAIの比較は無料で使えるAI文章作成7選、ChatGPTの使い方はChatGPTの使い方で解説しています。3社の違いはChatGPT・Gemini・Claudeを徹底比較をご覧ください。

SEO記事の量産には向きません

Notion AIを「ブログ記事を書かせるツール」として検討している場合は、目的が合っていません。理由は2つです。

  1. 回数が足りません。 無料もプラスも試用枠のため、記事を何本も書かせることが想定されていません
  2. 記事制作の前後工程がありません。 上位サイトを参照した見出し構成の生成、文字数の管理、WordPressへの直接投稿といった機能は含まれていません

記事を量産したいなら、その用途に作られたツールのほうが安く済みます。 たとえばValue AI Writer byGMOは、キーワードから見出し構成と本文を生成し、WordPressへ直接投稿できます。無料のフリープラン(月1記事)があるので、出力品質を0円で確認してから判断できます。有料もエントリーが月840円(3記事)からで、Notionのビジネスプラン(月3,150円)より入口が安く設計されています。

Value AI Writer byGMOを公式サイトで見る

Notion AIは「持っている情報を活かす」ツール、記事生成ツールは「これから作る」ツールです。役割が違うので、どちらが優れているという話ではありません。ライティングツール全体の比較はAIライティングツールおすすめ7選で整理しています。

セキュリティとデータの扱い

社内資料を読ませる以上、確認しておきたい点です。

公式は、フィードバックの扱いについて「あなたのフィードバックはNotion AIの学習には使われません。代わりにNotionチームと共有され、改善に役立てられます」と説明しています。

また、エンタープライズプランでは「ゼロデータ保持」ポリシーが適用されます。より厳しい要件がある組織向けの選択肢です。

業務で使う場合は、必ず自社の情報取り扱い規程と照らして判断してください。 この記事の情報だけで社内利用を決定しないようお願いします。

よくある質問

Q1. 無料プランでどこまで使えますか?

公式は「限られた回数の無料AI応答」とだけ説明しており、具体的な回数は公表されていません。「体験版AI機能」という位置づけで、ドキュメントの生成やデータベースの自動入力を試せます。継続的に使う前提の枠ではありません。

Q2. プラス(月1,650円)にすればAIを使い放題になりますか?

なりません。公式FAQはフリープランとプラスプランを同じ扱いで「試すための限られた回数」と説明しています。Notionエージェント・AIミーティングノート・エンタープライズサーチはビジネスプラン(月3,150円)以上です。

Q3. Notion AIだけ追加で契約できますか?

できません。かつてあった月10ドルのアドオン契約は廃止され、現在は各プランに同梱されています。この点を古い情報のまま書いている解説記事があるので注意してください。

Q4. 呼び出し方が多くて迷います。どれを覚えればいいですか?

まず2つで十分です。文章を書かせるならスペースキーワークスペースに質問するならShift + Cmd + J(Windowsは Shift + Ctrl + J)。この2つで日常の用途はほぼカバーできます。

Q5. 日本語で使えますか?

使えます。この記事のプロンプト5つはすべて日本語のまま貼り付けて動作する形式で書いています。Notionのインターフェース自体も日本語に対応しています。

Q6. PDFや画像も読ませられますか?

読ませられます。公式にPDFやPPTXなどのドキュメント分析、画像の扱いについて記載があります。ただし回数は同じAI応答の枠を消費します。

Q7. Notionを使っていない場合、AI目的で導入する価値はありますか?

おすすめしません。Notion AIの価値は「自分のワークスペースを読めること」にあり、中身が空のNotionに導入しても、汎用のチャットAIと変わらないからです。すでにNotionにメモや資料が蓄積されている人にとって効く機能です。

まとめ

2026年8月15日時点で、Notionの公式ページとヘルプセンターを確認した結論です。

  • Notion AIは「書くAI」ではなく「自分のワークスペースを読むAI」。 ChatGPTとは役割が違います
  • 🔴 無料もプラスも「試用回数」。 公式FAQはフリーとプラスを同じ扱いで「限られた回数の無料AI応答」と説明しています。AI目的でプラスに課金しても解決しません
  • 本格的に使うならビジネス(月3,150円)から。 エージェント・ミーティングノート・エンタープライズサーチはこのラインです
  • 覚える呼び出し方は2つで足ります。 書かせるならスペースキー、探させるならShift + Cmd + J
  • プロンプトのコツは「書いていないことを書かせない」。 期限や担当者を推測で埋めさせない一文を必ず添えてください
  • SEO記事の量産には向きません。 回数も前後工程も足りないため、その用途は専用ツールのほうが安く済みます

まずは無料のまま、この記事のプロンプト1番(議事録の整理)を手元のページで試してみてください。 自分の資料を読ませたときの精度が、課金するかどうかの一番確かな判断材料になります。

※本記事の情報は2026年8月時点のものです。料金や機能は変更されることがあるため、利用前にNotion公式サイトでご確認ください。

他のAIツールの使い方はChatGPTの使い方Geminiの使い方Perplexityの使い方でも解説しています。

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